備後三次住宍戸定廣は宍戸隼之進定廣といい、現在の広島県三次市で作刀していた刀匠です。
刀 備後三次住宍戸定廣 慶応二年二月日造之 附 青貝家紋散鞘総金具揃打刀拵 特別保存刀剣
Katana [Bigo-miyoshi-Ju Shishido Sadahiro] [N.B.T.H.K] Tokubetsu Hozon Token
品番:KA-060518
価格 (price)御成約/sold out(JPY)
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鑑定書:Paper(Certificate): 特別保存刀剣鑑定書
国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai): 備後国,広島県(Bingo) 江戸時代後期 慶応二年(Late Edo period 1866)
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刃長:Blade length(Cutting edge): 70.6cm(二尺三寸三分) 反り:Curve(SORI): 1.2cm 元幅:Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.10cm 元鎬重:Thickness at the Moto-Kasane: 0.83cm 先幅:Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.40cm 先鎬重:Thickness at the Saki-Kasane: 0.60cm 拵全長:Length of Koshirae : 約97cm 茎:Sword tang(Nakago): 生茎。化粧大筋違鑢目。目釘穴1個 (埋め1個)。
体配:Shape(Taihai): 鎬造、庵棟、中切っ先。 地鉄:Jigane(Hada): 小板目肌つんで地沸付く。 刃文:Temper patterns(Hamon): 中直刃。 帽子:Temper patterns in the point(Bohshi): 直で小丸に返る 登録:Registration Card: 大阪府 昭和38年
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【解説】備後三次住宍戸定廣は宍戸隼之進定廣といい、現在の広島県三次市で作刀していた刀匠です。鍛刀期間は江戸時代末期頃嘉永頃から元治、慶應頃までです。現存する刀は稀であり、慶応二年二月日造之の入った本品はひじょうに貴重な御刀ということになります。 本刀、刃長は常寸を超える刀で、身幅しっかりとして姿が美しく見栄えがします。地鉄はよくよく詰んだ小板目肌で、ところどころ杢目が交じり地沸が付く誠に美しい肌です。刃文は匂口が冴えて、やや締まった中直刃に明るい小沸が付きます。刃中には砂流し、刃縁に絡むように金線が働きます。帽子はそのまま直で小丸へ確り返ります。茎には力強い鏨使いの銘が刻されています。附の拵は一作の家紋入り金具が使われた上級品で、青貝微塵塗鞘に描かれた家紋とも一致します。かなりの階級の武士が帯刀したものに違いなく、内外ともに優品です。附 青貝家紋散鞘総金具揃打刀拵、白鞘、金着せはばき、特別保存刀剣。
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