明冶一年の刀です。珍品也。青貝微塵塗鞘打刀拵がついた村上親俊の出来が良い御刀です。
刀 於肥後村上親俊 明冶一年十二月日 附青貝微塵塗鞘打刀拵 保存刀剣
katana [Oite Higo Murakami Chikatoshi] Hozon Token
品番:KA-070319
価格 (price)御成約/sold out(JPY)
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鑑定書:Paper(Certificate): 保存刀剣鑑定書
国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai): 肥後国,熊本県(Higo) 明冶元年(Meiji era 1868)
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刃長:Blade length(Cutting edge): 67.2cm(二尺二寸二分弱) 反り:Curve(SORI): 1.2cm 元幅:Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.12cm 元鎬重:Thickness at the Moto-Kasane: 0.78cm 先幅:Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.40cm 先鎬重:Thickness at the Saki-Kasane: 0.55cm 拵全長:Length of Koshirae: 約97.5cm 茎:Sword tang(Nakago): 生ぶ茎、化粧筋違鑢目、目釘穴1個。
体配:Shape(Taihai): 鎬造、庵棟、中切っ先。 地鉄:Jigane(Hada): 板目肌。 刃文:Temper patterns(Hamon): 匂勝ちの互の目。 帽子:Temper patterns in the point(Bohshi): 小丸に返る。 登録:Registration Card: 大阪府
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【解説】村上親俊は本名同じで、肥後に住して作刀した刀匠です。作品は少なく、今までに明治二年、明治三年の作品が見つかり記録されております。本刀は明治一年の作品です。 本作は明治一年年期が入る本作は、この頃の刀が少ないことから貴重な一口であります。体配は、二尺二寸二分と一番使い勝手が良い寸法で、身幅が元先しっかりとして、重ねもある実用を重んじて鍛刀された刀です。地鉄は板目肌が流れこころで練れて地沸がつく強靭な地金です。刃文は匂い勝ちの互の目乱れで、先尖り互の目を交えます。物打ち辺りはよく沸て荒沸の粒が輝いて現れます。刃中には足、葉、金線が働いています。帽子は先掃き掛けて小丸へ返ります。茎は生ぶで状態が良く、刻銘もキッチリとしている気持ちが良い御刀です。拵は御覧の通りで時代感有りますが、これまた保存が良かったのでありましょうか、刀に良く似合って内外良好な保存状態にあり誠に好ましい次第であります。
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