熊本県八代市在住。清麿写しの御刀で著名である赤松太郎一門。本刀は同一門の筆頭 兼嗣刀匠の一振りで、地刃ともによく冴えた傑作刀です。
刀 肥後国八代住兼嗣作 平成十六年初春
Katana [Higo-koku yatsushiro-ju Kanetsugu]
品番:KA-080321
価格 (price)御成約/sold out(JPY)
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鑑定書:Paper(Certificate): 現代作品であるため未鑑定。
国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai): 熊本県(Kumamoto) 平成十六年(Heisei era 2004)
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刃長:Blade length(Cutting edge):73.2cm(二尺四寸一分) 反り:Curve(SORI):1.9cm 元幅:Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.51cm 元鎬重:Thickness at the Moto-Kasane: 0.77cm 先幅:Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.95cm 先鎬重:Thickness at the Saki-Kasane: 0.55cm 茎:Sword tang(Nakago): 生ぶ、筋違鑢目。目釘穴 1個。
体配:Shape(Taihai): 鎬造、庵棟、大切先 彫物:Engraving: 表裏に棒樋の彫刻。 地鉄:Jigane(Hada): 小板目肌に小杢目を交え、地沸つく。 刃文:Temper patterns(Hamon): 丁子乱れ。 帽子:Temper patterns in the point(Bohshi): そのまま乱れて小丸。 登録:Registration Card: 熊本県
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【解説】本刀を鍛刀された兼嗣刀匠は、昭和26年生まれ、本名を木村兼定。熊本県八代市在住で、鍛刀の技を父木村兼重に学びます。ご兄弟に兼照・兼裕刀匠、ご子息に兼光、兼幸刀匠がおられます。兼嗣刀匠を筆頭とする一門は、銘に「赤松太郎」を冠し、清磨写しをはじめ、高い技量を生かしたがっしりと派手やかな作刀で、人気を誇る刀匠一派です。 本作体配が二尺四寸一分。身幅、重ね共に広く、切っ先フクラやや枯れ心に鋭い刀姿で、よく練れた小板目肌には、僅かに小杢目を交え、細かに地沸がつき強い鍛えとなります。丁子乱れの焼き刃には、砂流し、金筋、頻りに足が入り、盛んに働きます。帽子はそのまま乱れて小丸へ返ります。整った肌に華やかな丁子乱れ刃が合わさって、美術刀剣としての品格を確りと感じる傑作であって、熊本県を代表する一門の作品として文句無しの優品でございます。
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