人気の越前下坂住、伯耆守藤原汎隆、いかにも物切れしそうな御刀です。業物也。
刀 銘 伯耆守藤原汎隆 越前住 業物 拵入 特別貴重刀剣
Katana [Houkinokami Bonryuu Hirotaka] wazamono.NBTHK Tokubetu-Kityoutouken
品番:KA-098107
価格 (price)売約済/sold out(JPY)
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鑑定書:Peper(Certificate): 財団法人 日本美術刀剣保存協会(昭和47年)特別貴重刀剣鑑定書
国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai) : 越前国(Echizen)・江戸時代初期 明暦~寛文頃(Edo era1655~1672年)
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刃長:Blade length(Cutting edge): 66.9cm(二尺二寸一分) 反り:Curve(SORI): 2.3cm 元幅:Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.10cm 元鎬重:Thickness at the Moto-Kasane: 0.63cm 先幅:Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.4cm 先鎬重:Thickness at the Saki-Kasane: 0.55cm 拵全長:Length of Koshirae : 103cm 茎:Sword tang(Nakago): 生ぶ、鑢目勝手下がり、目釘孔一
体配:Shape(Taihai): 中切先、鎬造り、庵棟、反り有り姿良し。 地鉄:Jigane(Hada): 板目肌で沸良く付く。 刃文:Temper patterns(Hamon): 小沸出来の互の目乱れ刃。小沸つく。 帽子:Temper patterns in the point(Bohshi): 湾れ込んで先火炎掛かり小丸へ返る。 登録:Others: 東京都
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【解説】 汎隆(ひろたか)は越前下坂一派を代表する刀工です。越前兼法の流れを汲む道本兼植(かねたね)の門人でした。伯耆守藤原汎隆、越前住伯耆守汎隆、伯耆大掾汎隆、などと銘を切ります。作品は切れ味に定評が有り業物として名高く、下坂派の中でもかなりの人気工であったこと伝えられています。現在でも親しみ込められて“ぼんりゅう”“ぼんたか”と呼ばれています。 本作はその越前汎隆の刀で,身幅シッカリとして、元先の幅差と反りのバランスが美しい刀です。茎は生ぶで銘も立派です。地鉄は板目肌で地沸が厚く微塵につき、黒味勝ちの地鉄に沸がこぼれて黒味が抑えられ格調高く冴えた鉄です。刃文は小沸出来の互の目乱れです。足入り、刃縁には沸粒ついて細かな砂流し、金線が絡んで働きます。帽子は先火炎掛かり地景現れ小丸へ返ります。極めて高い技量を持つことで知られている名工として、その名に恥じない仕事振りを感じ取ることが出来る優品となります。研ぎは古いものの急ぎ研磨必要な錆は無く、このまま何も手を掛けること無くお楽しみいただけます。拵、白鞘、金着せ一重はばき。
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