刀 摂津住藤原長綱　粟田口近江守忠綱　特別保存刀剣鑑定書　業物

品番：KA-098129
価格 (price)売約済/sold out(JPY)
（消費税込。10万円以上の商品は国内送料込）

鑑定書：Peper(Certificate): 日本美術刀剣保存協会  特別保存刀剣、昭和３０年東京国立博物館貴重刀剣

国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai) ： 摂津（Settu大阪府）　寛文頃（Edo era Kanbun １６６１年頃）

刃長：Blade length(Cutting edge): 63.4cm（二尺〇寸九分) 反り：Curve(SORI): 1.4ｃｍ
元幅：Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.08ｃｍ　 元鎬重：Thickness at the Moto-Kasane: 0.78ｃｍ
先幅：Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.4ｃｍ　 先鎬重：0.55ｃｍ　 　
茎：Sword tang(Nakago): 生ぶ、筋違い鑢目、目釘孔一

体配：Shape(Taihai): 中切先、鎬造り、庵棟、反り有り姿良し。
彫物：Engraving: 表に縛縄、裏に不動明王の彫刻,　　　
地鉄：Jigane(Hada): 板目肌。
刃文：Temper patterns(Hamon): 小沸出来の互の目丁子。
帽子：Temper patterns in the point(Bohshi): 直ぐとなって小丸へ返る。
登録：Others: 高知県

【解説】摂津住藤原長綱、粟田口近江守忠綱、茎表裏に連名を刻す御刀になります。粟田口近江守忠綱は万治頃の刀匠で忠綱の初代です。本国は播州姫路、はじめ洛陽、後に大阪に住します。はじめ近江大掾、後に近江守を受領します。山城国粟田口藤原忠綱、粟田口近江守忠綱などと銘を切ります。彫り物がある刀に決して彫同作とは切らない習慣があります。新刀上作に列位。
粟田口近江守忠綱は初代忠綱の門人で、摂津の住人、寛文頃の刀工です。北村市右衛門と称し、耳が不自由だったのか？聾（つんぼ）長綱と号します。摂津住藤原長綱、摂津住藤原聾長綱などと銘切りします。腕前高く新刀上作、業物刀工に数えられています。詰んだ地鉄は美しく、沸がたっぷりとのった刃文はこの時代の特徴となります。作刀数は他の大阪物に比べると少なめで、数をあまり見ません。
このように師匠と弟子の合作刀となります。非常に貴重な一振りで、彫刻も見栄え良く大変立派な御刀です。
体配は、反り少なめの寛文新刀姿。出来すこぶる良く、身幅、先幅、重ね、何処を見ても研ぎ減り無く健全です。地鉄は板目肌で非常に潤い感じる肌です。刃文は大阪焼出しと言われる直刃で始まり、互の目と丁子が入り乱れ高低の絶妙なバランスをつくり、匂い深く小沸ついて長い砂流し、金線が無数に入って大変華やかです。刃中も大変明るく、縛縄と不動明王の彫刻と相まって、その美しさを際立てて居ます。帽子は三品風となり上品に小丸へ返ります。茎は御覧頂いております通り、見事この上無き銘彫と、錆味良い保存状態で文句なし。資料としても貴重なものと思います。金着せ二重はばき。特別保存刀剣鑑定書、昭和３０年東京国立博物館貴重刀剣認定書附

全てのVISAカード、Masterカード、NICOSカード、UFJカード、DCカード、
がご利用頂けます。ボーナス一括払い。１～２４回まで分割払いも可能。