本刀、無鑑査刀匠 吉原義一の覇気に富んだ一作。精良な鍛に華やかな重花丁子乱れを焼き、同工の類まれな技量が顕現された同工作中傑作の逸品であります。
太刀 東都高砂住義一作之(吉原義一) 平成十五年三月吉日 附 金梨地家紋散鞘糸巻太刀拵 無鑑査刀匠
Tachi[Yoshihara Yoshikazu] Mukansa
品番:KA-100424
価格 (price)御成約/sold out(JPY)
(消費税込。10万円以上の商品は国内送料込)
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鑑定書:Paper(Certificate): 現代刀につき未鑑定
国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai):東京都(Tokyo)・平成十五年(Heisei era 2003)
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刃長:Blade length(Cutting edge): 74.2cm(二尺四寸四分) 反り:Curve(SORI): 2.9cm 元幅:Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.24cm 元鎬重:Thickness at the Moto-Kasane: 0.80cm 先幅:Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.60cm 先鎬重:Thickness at the Saki-Kasane: 0.60cm 拵全長:Length of Koshirae : 約107cm 茎:Sword tang(Nakago): 生ぶ、筋違鑢目、目釘孔1個。
体配:Shape(Taihai): 鎬造、庵棟、中切先。 彫物:Engraving: 表裏に棒樋の彫刻を施す。 地鉄:Jigane(Hada): 小板目肌。 刃文:Temper patterns(Hamon): 重花丁子乱れ。 帽子:Temper patterns in the point(Bohshi): 乱れ込み先小丸へ返る。 登録:Registration: 東京都
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【解説】 本作、義一刀匠は、昭和四十二年(1967年)に父 義人刀匠の長男として生まれます。昭和六十年(1985年)に高校を卒業と同時に父に師事し、五年間の修行期間の後、作刀承認を受けます。吉原家は同工の曾祖父にあたる初代吉原国家より代々続く名門の家系であり、初代国家は現代刀匠番付で「東の横綱」に列せられ、父 義人と叔父である三代目国家も共に刀鍛冶の最高位である無鑑査刀匠に位列されています。刀匠の名家にあって同工も例外ではなく、若くから優れた才能を発揮し、新作名刀展へ初出品にて努力賞、新人賞を受賞。その後、特賞を十年連続受賞を果たすなど同工の奮励努力によって、平成十五年(2003年)に史上最年少 36歳で無鑑査刀匠、同二十二年に葛飾区無形文化財に認定されています。国内に留まらず海外でも日本刀の文化のために展覧会など精力的に活動され、これから益々ご活躍が期待されておられましたが、平成三十年(2018年)に51歳の若さで逝去されています。また生前は作刀数が少なく、自身が認めた一刀でなければ世に出さなかったと云われており、現存作が極めて少ないです。 本作体配は、刃長が二尺四寸四分。体配は身幅元先広く、重ねが厚く、反り良く利き、中切っ先となる風格のある太刀姿の御刀です。地鉄は小板目肌で、潤いのある精良な肌合いを示します。総体誠に美しく、破綻のない地鉄から、義一刀匠の優れた技量のほどを強く感じられます。刃文は匂勝ちの重花丁子乱れで、高低つき、古作の一文字派に迫る出来口で、力感がこもっています。帽子は焼刃の勢いそのまま、乱れ込んで小丸に返ります。拵は絢爛豪華一作が附いております。金梨地塗に「丸に立ち沢瀉家紋」を配し、金具も含め現代作ながら精緻に製作された入念作です。本刀、無鑑査刀匠 吉原義一の覇気に富んだ一作。精良な鍛に華やかな重花丁子乱れを焼き、同工の類まれな技量が顕現された同工作中傑作の逸品であります。
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