小柄　無銘　加賀後藤　牡丹五疋獅子図小柄　特別保存刀装具鑑定書

品番：KO-010219
価格 (price)550,000円(JPY)
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鑑定書：Paper(Certificate): 特別保存刀装具鑑定書

国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai)：江戸時代(Edo era)

牡丹五疋獅子図小柄　赤銅応魚子地　金紋
縦：Length: 9.78cm　横：Width: 1.5cm　厚：Thickness: 0.81cm　
桐箱入(In paulownia wood box)

【解説】無銘なれど、加賀後藤と極められた優小柄である。後藤家の七代目顕乗と従兄弟の覚乗とが隔年交替で金沢に出張して加賀金工の隆盛につくした。その後、実子の九代目程乗にも受け継がれていく。この小柄は極上の赤銅地に魚子を蒔き、牡丹と五疋の獅子を金紋で据える。姿体は、獅子の目を鏨で丸々と打ち込み足の彫り込みも深く躍動的で力強く本家後藤家に値する。裏は赤赤銅地に、金で帯状削金として牡丹を片切彫にしている。横谷宗珉一門が得意とした片切彫を加賀後藤に見られるのは、宗珉が後藤家の弟子になったと言われる由であろう。とにかく鑑賞にも良く、拵に付けても見栄えする小柄である。