目貫 無銘 脇後藤 這龍目貫 特別保存刀装具鑑定書
Menuki[Mumei Waki-Goto Hairyu-zu Menuki][N.B.T.H.K]Tokubetsu Hozon Tousougu
品番:ME-070915 |
鑑定書:Paper(Certificate):特別保存刀装具鑑定書
国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai):江戸時代 |
這龍目貫 金地 容彫 |
[解説] 脇後藤と極められた目貫で、後藤宗家以外の十二家の後藤家の総称を言う。次左衛門家、理兵衛家、八郎兵衛家、七郎右衛門家、太郎右衛門家、源兵衛家、三郎右衛門家、半左衛門家、七郎兵衛家、権兵衛家、勘兵衛家、吉兵衛家である。龍は想像上の動物である。中国では古い時代から霊獣として扱われ、普段は水中に潜み、時が至れば霊威を発揮して乾いた大地に慈雨をもたらしながら天高く昇って龍になるということから、飛躍につながる吉祥とされる。龍、麒麟、鳳凰、亀を合わせて四瑞と称し、龍は天子の象徴として用いられ龍の出現が新しい帝王の即位をあらわす瑞祥とされた。この目貫は、雌雄の龍を上質の金地で容彫とし、雄は手に宝珠を握り尾には剣がある。眼は鋭く鏨で彫られ、鱗は蛇腹風にしている。瓜は三個と古い絵画に見られる掟に従っている。大振りな剣の金無垢目貫で、鑑賞にも拵にも適した優目貫である。 |
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