鍔　柳川直隆 (花押) 松笹に滝獅子図保存刀装具鑑定書

品番：TU-098071
価格 (price)御成約/sold out(JPY)
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鑑定書：　財団法人　日本美術刀剣保存協会　保存刀装具鑑定書

国・時代：　 江戸時代

松笹に滝獅子図　無角形　鉄地　高彫　金・赤銅・四分一象嵌色絵　角耳　小柄櫃孔　
縦：7.35ｃｍ　　横：7.02ｃｍ　　切羽台厚：0.5ｃｍ　重量：209ｇ
座布団付桐箱入

【解説】本作は柳川直隆の出来が良く誠に見事なる優品です。本作、はじめに手にした時、アッと驚かされる重量、なんと２０９グラム。数ある鍔のなかでも横綱級の重さです。確かに獅子部分の最大厚が１．０５センチもありまして分厚いところも有るのですが、私感で申しますと、一面に配された象嵌の重さの為も有るのだと思います。表の構図は、滝が流れる笹薮に松、獅子が滝の中からこちらを見ているという図です。裏面は、水の流れに笹、立派な枝振りの松の木が一本という図、松も葉、笹の葉は赤銅で象嵌、獅子は金で象嵌色絵。空間を立体的図法で表し、じっと見ていると、いつの間にかその空間の中に自分が居るように思えてしまう一枚です。時代が経ても傷みが無く生き生きとして、錆味よろしく構図も上手であり上作です。保存刀装具鑑定書、座布団付桐箱入。