品番:TU-098141 |
国・時代: 近江国彦根・江戸中期 |
三国志図 木爪形 鉄地肉彫地透 象嵌色絵 両櫃孔 金耳覆輪後補 |
【解説】彦根住入道宗典製、鉄地を木爪形に造り込み、地を透かして三国志の場面を表現しています。背景に松の木と山水滝図を肉彫し、これに精密な彫刻と金銀の布目象嵌、色絵を施し、鍔面に高い技法と精密な彫刻によって空間を造り、そこに三国志の登場人物を配しています。耳には金覆輪等が施され高級感と美術性を一層高めています。独特の作風で時代を築いた宗典の特質が顕著に示された作品で、未鑑定ではありますが大小が揃い、大変見栄えがする逸品となります。派手目な鍔ですから拵えに合わせられると宜しいと思います。大小鍔、桐箱入。 |
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