脇差　下取品販売　備前祐定　黒呂笛巻塗鞘時代打刀拵入脇差　金象嵌縁頭　金覆輪鍔

品番：WA-010511
価格 特価(price)売約済/sold out(JPY)
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鑑定書：Paper(Certificate): 日本美術刀剣保存協会　貴重刀剣　特別貴重小道具

国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai)：備前国(Bizen)　天正八年（Tensyo 8 １５８０年）

刃長：Blade length(Cutting edge): 49.0ｃｍ（一尺六寸二分） 反り：Curve(SORI): 反り1.1ｃｍ
元幅：Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.0ｃｍ　元鎬重：Thickness at the Moto-Kasane: 0.65ｃｍ
先幅：Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.35ｃｍ　先鎬重：Thickness at the Saki-Kasane: 0.5ｃｍ
拵全長：Length of Koshirae : 約79cm　茎：Sword tang(Nakago): 磨上、勝手下鑢目、目釘孔二

体配：Shape(Taihai): 鎬造、庵棟、中切先、健全。
地鉄：Jigane(Hada): 板目肌、地沸付く
刃文：Temper patterns(Hamon): 互の目乱。
帽子：Temper patterns in the point(Bohshi): 乱れて小丸へ返る。
登録：Others: 福島県

【解説】本品は下取り品でありますが、刀身、外装の拵共に総じて傷み欠点が無い良好な保存状態に付き、特価品として販売するに至りました。拵は時代の作品です。鞘は黒呂笛巻塗鞘で近年の作では無く時代のものです。柄も鮫と巻きが落ち着いた時代のものです。縁頭は上質な赤銅製。金象嵌で蔓科植物を繊細に表しており綺麗です。鍔は在銘鉄鍔、両櫃孔、金覆輪が掛けられた鉄味がよいものが付いてます。添えられた小柄も赤銅製で水辺に鴨の図、良いものです。当拵は特別貴重小道具に認定されている作で、拵だけでも相当に価値がある品です。
刀身は、備州以下切れとなりますが、日本美術刀剣保存協会の鑑定で備前祐定と極めがついて、貴重刀剣に認定された確かな脇差です。年紀は天正八年二月。織田信長が勢力を拡大していた時期で、まさに戦国時代真っ只中に打たれた脇差です。御刀は、身幅も先幅もしっかりで概ね減りや欠点を感じない好ましく良好な保存状態にあります。地鉄は板目肌鍛で地沸がつきます。刃文は備前刀らしい匂い主体の乱れ焼きで、互の目の山が小丁子になる感の刃文です。帽子乱れ込んで小丸へ返ります。本作、備前古刀の年紀入脇差で、よく揃った立派な拵にも収まり、内外共に鑑定書付で見映えが良い、欲張りな脇差の優品です。

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