本刀は筑前守次の本領が余すところなく発揮された同作中の傑作刀で、立派な拵が付いた内外共にスッキリとよくまとまったお奨めの優品。
脇差 筑前国福岡住守次 附黒呂変塗鞘脇差拵 新刀上作 特別保存刀剣鑑定書
Wakizashi [Chikuzen Koku Fukuoka ju Moritsugu](Shintou Jyousaku) [N.B.T.H.K] Tokubetu Hozon Token
品番:WA-051212
価格 (price)売約済/sold out(JPY)
(消費税込。10万円以上の商品は国内送料込)
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鑑定書:Paper(Certificate): 特別保存刀剣鑑定書
国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai): 筑前国(Chikuzen/Fukuoka) 江戸時代・延宝頃(Edo era 1673年頃)
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刃長:Blade length(Cutting edge): 53.7cm(一尺七寸七分二厘) 反り:Curve(SORI): 1.3cm 元幅:Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.07cm 元鎬重:Thickness at the Moto-Kasane: 0.73cm 先幅:Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.4cm 先鎬重:Thickness at the Saki-Kasane: 0.57cm 茎:Sword tang(Nakago): 生茎、浅い勝手下鑢目。目釘穴1。拵全長:Length of Koshirae : 約 75cm 体配:Shape(Taihai): 鎬造、三つ棟、中切っ先。 地鉄:Jigane(Hada): 板目肌詰んで柾かかる、地沸つく。 刃文:Temper patterns(Hamon): 互の目丁子。 帽子:Temper patterns in the point(Bohshi): 小丸返り。 登録:Others:福岡県 昭和32年
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【解説】福岡石堂一派、筑前国福岡住守次の脇差です。福岡石堂一派は筑前信国一派と並び筑前新刀の双璧となります。福岡石堂一派の代表刀工は、是次と守次で、従兄弟同士です。是次は江戸石堂是一の門人です。守次は父、利平の亡き後、是次に学びました。従いまして作風は是一に似る感があり、肌も同様な感じになります。 本作、体配は、身幅元先尋常。刃長も一尺七寸七分二厘と手頃であり、手に持っしっくりとくる美しい脇差姿の一振りです。地鉄は板目が詰んで杢目肌を交えて柾掛かり流れ、地沸微塵について鎬寄りには映りが現れます。刃文は、直ぐ焼きだし、互の目に丁字刃が交じり角張る刃、尖り刃現れ、高低をもって激しく乱れます。冴えた匂口には明るい小沸が厚く斑無く付いて足入り砂流し金線が華やかに働くあたりは流石。文句なしの出来映です。帽子は、直調子で先掃掛けこころとなり金線働き小丸へと返ります。茎生ぶで、鑢目、銘字共に確りです。本刀は筑前守次の本領が余すところなく発揮された同作中の傑作刀であり、写真でご確認いただきました立派な拵が付いた、内外共にスッキリとよくまとまったお奨めの優品です。白鞘有り。金着二重はばき。特別保存刀剣鑑定書。
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