脇差 備前介宗次 嘉永元年五月日 特別保存刀剣鑑定書
wakizashi [Bizen-nosuke Munetugu] NBTHK Tokubetu Hozon Touken
品番:WA-08115 |
鑑定書:Paper(Certificate): 財団法人 日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣鑑定書
国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai) : 江戸 (Edo era 嘉永元年1848年) |
刃長:Blade length(Cutting edge): 45.5cm(一尺五寸〇分) 反り:Curve(SORI): 0.9cm 体配:Shape(Taihai): 中切先、鎬造、庵棟、姿健全。 |
【解説】固山宗次は、享和三年奥州白河に生まれました。俗名を宗兵衛(惣兵衛)といい、兄に宗平・宗俊がいます。彼は初め白河松平家の抱え工でしたが、後に出府して加藤綱英の門人となり桑名藩工として江戸麻布永坂四谷左門町にて鍛刀しました。精良斎、一専斎とも号しています。弘化二年に備前介を受領し、明治五年頃まで生存しました。茎鑢目は安政七年より切に改めています。作風は一貫して備前伝を得意とするたいへん人気が高い刀匠です。本作は身巾あってしっかりとした健全な脇差姿で、板目肌に杢目肌を交える地鉄に、得意の互の目が明るく冴えて、宗次らしく足が長く入る特色を見せ、見事な刃文に仕上がっています。鋩子は乱れて先小丸に返っています。茎は生ぶで化粧勝手下がり鑢。銘もシッカリとしており健全そのものです。固山宗次は新々刀随一の備前伝の名手と言われていますが、なるほどと感服させられる申し分ない御刀です。金着せ一重はばき。特別保存刀剣 全てのVISAカード、Masterカード、NICOSカード、UFJカード、DCカード、 。 |
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