脇差（寸延短刀）河内守行道(薩摩・年代寛文頃）特別保存刀剣

品番：WA-090119
価格 (price)御成約/sold out(JPY)
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鑑定書：Paper(Certificate): 特別保存刀剣鑑定書

国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai)： 薩摩国,鹿児島県(Satsuma)　江戸時代中期 寛文頃（Edo era 1661～）

刃長：Blade length(Cutting edge): 33.0ｃｍ（一尺〇寸九分）　反り：Curve(SORI): 0.4ｃｍ
元幅：Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.09ｃｍ 元鎬重：Thickness at the Moto-Kasane: 0.66ｃｍ
先幅：Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.70ｃｍ　 先鎬重：Thickness at the Saki-Kasane:0.55ｃｍ
茎：Sword tang(Nakago): 生ぶ、勝手下がり鑢目。　目釘穴(Mekugiana)：1個。

体配：Shape(Taihai): 平造、庵棟。
地鉄：Jigane(Hada): 板目に杢目肌
刃紋：Temper patterns(Hamon): 湾れ刃紋。
帽子：Temper patterns in the point(Bohshi): 小丸へ返る。
登録：Registration Card: 鹿児島県

【解説】河内守行道は、薩摩の刀工で岩元と名乗り、江戸時代中期の寛文頃に活躍した人です。刻銘は、河内守行道、薩州住河内守藤原行道です。現存する作品は少なく本品も貴重な遺作となります。ひじょうに真面目な造り込みの御刀ですから、是非とも郷土の御客様にお持ちいただきまして後世に伝えて頂きたいと存じます。
本作は刃長が一尺〇寸九分と脇差に分類されてはおりますが、実際には短刀の寸が延びたものであり、寸延短刀と言ったほうが宜しいかと考えます。身幅がっちりとした一口であり、経年による研減りや傷みも感じられない健全さを保っております。地鉄は板目肌に杢目肌が交じり練れて地沸付いた強い鍛えの鉄です。刃紋は匂口が冴えて明るく、良く沸えた強い湾刃紋を焼いております。帽子は減りが無く厚みがあって小丸へ返ります。茎は生ぶで鑢目がキッチリ残り刻銘も深く刻されて錆味も頗る良好です。このように河内守行道という人の人柄まで窺い知れるほど誠に真面目な作品あり、今まで持ち主になられた御方らも大切にされ伝来したことが判ります。今後はお客様の元で後代に伝えて頂ければ御刀にとっても幸です。金着せ一重はばき。特別保存刀剣鑑定書。