刀 金粉銘 備前三郎国宗 本阿(花押)(光遜) 第49回重要刀剣 古刀最上作 田野辺先生鞘書
Katana[Kinpun-mei Bizen-saburo Kunimune][N.B.T.H.K] Juyo Token
品番:KA-010225 |
鑑定書:Paper(Certificate): 第49回重要刀剣指定
国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai):備前国,岡山県(Bizen)・鎌倉時代中期 弘安頃(Middle Kamakura period about 1278~) |
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刃長:Blade length(Cutting edge): 67.5cm 反り:Curve(SORI): 0.8cm 形状 鎬造、庵棟、身幅尋常、元先の幅差さまで目立たず、反り浅くつき、中鋒。 鍛 板目に杢、処々流れ肌交じり、肌立ちごころとなり、 地沸微塵につき、地景入り、地斑を交え、乱れ映り鮮明に立ち、かね冴える。 刃文 頭の丸い丁子を主調に互の目・角互の目・尖り刃など交じり、足・葉さかんに入り、匂を敷いて小沸よくつき、金筋・砂流しかかり、処々白染みが見られ、匂口明るく冴える。 帽子 浅くのたれ込み、小丸ごころ。 彫物 表裏に棒樋を掻き通す。 茎 大磨上、先切り、鑢目筋違、目釘孔二、指表第二目釘孔の下平地に 「備前三郎国宗」、裏に同じく「本阿(花押)(光遜)」 と極めの金粉銘が僅かに残存する。 説明 備前国宗は、直宗系に属し、直宗の子国真の三男であるところから、 備前三郎と呼ばれて夙に有名である。後に鎌倉幕府の北条時頼に召され鎌倉に移住し、同国の福岡一文字派の助真や京の粟田口国綱等と共に、相州鍛冶の先駆者の一人となったとの古伝がある。作品は比較的多く見られ、身幅の広い力強い太刀姿に丁子主調の華やかな乱れを焼いたものもあれば、やや細身の優しい姿に直刃調の穏やかな刃文を焼いた出来口もあり、その作域は広く、特に乱れ刃の作風のものには、古来「備前三郎の白染み」と称して、刃中に染みがあらわれるところが特色とされている。 この刀は、板目に杢が交じり、肌立ちごころとなった鍛えに、地沸が微塵につき、地景が入り、乱れ映りが鮮明に立ち、刃文は頭の丸い丁子を主調に互の目・角互の目・尖り刃等が交じり、足・葉さかんに入り、匂を敷いて小沸がよくつき、処々に上記の如く、「備前三郎の白染み」と称される態が看て取れるなど、国宗の特色をよく示している。地刃共に冴えた華やかな一口で、出色の出来映えをあらわしており、加えて地刃共に健体であることも好ましい。 |
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