土佐の名刀。土佐所縁の御客様に御奨め、姿美しく二本樋が人目を引く優刀です。
脇差 藤原廣信作 (土州廣信) 日本刀剣保存会鑑定書
Wakizashi [Fujiwara-Hironobu] N.T.H.K. Paper
品番:WA-098117
価格 (price)売約済/sold out(JPY)
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鑑定書:Paper(Certificate): 日本刀剣保存会鑑定書
国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai) : 土佐(Tosa 高知県) 嘉永頃(Edo era 1848年頃)
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刃長:Blade length(Cutting edge): 46.0cm (一尺五寸二分)反り:Curve(SORI): 1.2cm 元幅:Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.02cm 元鎬重:Thickness at the Moto-Kasane: 0.75cm 先幅:Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.6cm 先鎬重:Thickness at the Saki-Kasane: 0.6cm 茎:Sword tang(Nakago): 生茎、化粧筋違い鑢目、目釘孔一
体配:Shape(Taihai): 中切先延び心、鎬造、庵棟。 彫物:Engraving: 鎬地に二本樋。 地鉄:Jigane(Hada): 小板目肌がよく練れ、地沸つく。 刃文:Temper patterns(Hamon): 互の目。 帽子:Temper patterns in the point(Bohshi): 直ぐ調になり先火炎掛かって小丸へ返る。。 登録:Others: 東京都・昭和45年
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【解説】土佐勝広門人。西川性、嘉永三年の年紀の有るものが現存しますが、作品が稀でありますので希少性が高く、本作は欠点が無い一振りで出来も良く土佐廣信の入念作に違いない作です。御刀は最上の鉄を余裕で使い鍛えた証に重量もズッシリとして質実剛健といったものですが、鎬地に二本樋が美しく添えらて人目も引く優刀です。土佐を郷土とする御客様に特に御奨めしたい逸品です。 体配から、身幅先幅しっかりして重厚く、反りも適当で姿は誠に美しいです。そして更に二本樋が美観を際立たせている感じです。地鉄は小板目肌が詰んで美しく地沸が付き金味冴えます。先にも申した通り皮鉄を余裕で用いた為か手にしてズッシリと重量感抜群の脇差となります。刃文は互の目丁子刃紋で焼きの頭が高く派手に乱れ小沸が良くつき、刃中には足、葉、砂流を交え働きます。帽子は湾れ込んで沸が地にこぼれ、また先は掃けて小丸へ返るなど覇気を感じる切先となります。茎には化粧鑢目がしっかり残り、銘も力強く刀匠の意気込みを見てとることが出来ます。金着せ一重はばき。
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