仙台國包一門の典型的な作柄を顕著に示した、健全で出来素直な新々刀国包の御刀です。
刀 奥州仙台住藤原国包 保存刀剣鑑定書
katana [Ousyu Sendai-jyu Fujiwara Kunikane] [N.B.T.H.K] Hozon Touken
品番:KA-010712
価格 (price)売約済/sold out(JPY)
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鑑定書:Peper(Certificate): 日本美術刀剣保存協会 保存刀剣鑑定書
国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai): 仙台(Sendai) 元治頃 (Edo era 1864年頃)
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刃長:Blade length(Cutting edge): 71.7cm(二尺三寸六分) 反り:Curve(SORI): 1.3cm 元幅:Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.0cm 元鎬重:Thickness at the Moto-Kasane: 0.75cm 先幅:Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.3cm 先鎬重:Thickness at the Saki-Kasane: 0.5cm 茎:Sword tang(Nakago): 化粧筋違い鑢目、目釘穴一。 体配:Shape(Taihai): 鎬造、庵棟、中切先。 地鉄:Jigane(Hada):柾目肌流れる、地沸つく。 刃文:Temper patterns(Hamon): 直刃。 帽子:Temper patterns in the point(Bohshi): 小丸へ極浅く返る。 登録:Others: 東京都
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【解説】奥州仙台住藤原國包の初代は大和保昌の末流で、慶長頃に伊達政宗に藩工として召抱えられ、古作保昌写の刀を鍛刀しました。柾目鍛の作刀では新刀随一と称えられ、新刀最上作に位列します。この作風は後代に引き継がれて十四代に渡り繁栄しました。 本作は新々刀期の国包で、掟通りの柾目鍛の肌に直刃を焼いた典型的な作柄を示した優刀です。体配、刃長は常寸を超えて、身幅、重ねはともに尋常。スラリと姿が良い御刀です。地鉄は、柾目鍛の肌が流れて地沸が付きます。刃文は、匂い口締まる直刃で、刃中は極めて明るく冴えます。刃縁には砂流し、金線がしきりに絡み働きます。帽子は一見すると焼詰風ですが、極浅く小丸へ返る感があります。茎は生ぶで鑢目、刻銘、錆味と、どこを見ても文句無し。仙台國包一門の典型的な作柄を顕著に示した、健全で出来素直な新々刀国包の御刀です。
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