刀 肥前国保則　平成二年六月　青貝笛巻漆塗鞘拵　（居合向） (鑑賞向)

品番：KA-010102
価格 (price)売約済/sold out(JPY)
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鑑定書：Peper(Certificate): 現代刀匠のため未鑑定

国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai)： 佐賀県(Sagaken)・平成2年 (heisei)

刃長：Blade length(Cutting edge): 72cm（二尺三寸八分弱）  反り：Curve(SORI): 1.8ｃｍ
元幅：Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.25ｃｍ　 元重：Thickness at the Moto-Kasane: 0.68ｃｍ
先幅：Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.6ｃｍ　 先鎬重：Thickness at the Saki-Kasane: 0.5ｃｍ
拵全長：Length of Koshirae : 103ｃｍ　刀身重量（裸身）：Weight only of blade: 705g
刀身重量（鞘を払って）:Weight including handle: 942g　茎：Sword tang(Nakago): 生ぶ、筋違い鑢目、目釘孔一

体配：Shape(Taihai): 中切先、鎬造り、庵棟、反り有り姿良し。
彫物：Engraving: 表裏に棒樋の彫刻,　　　
地鉄：Jigane(Hada): 板目肌が詰んで地沸つく。
刃文：Temper patterns(Hamon): 互の目乱れ。
帽子：Temper patterns in the point(Bohshi): 直ぐとなり小丸へ返る。
登録：Others: 佐賀県

【解説】本名は元村保廣、佐賀県住。昭和24年生まれ。保則、肥前国保則と銘を切ります。昭和４４年１２月に作刀認可を得手以来、新作名刀展で連続入選を果たす、他の入賞暦も多数。系列は八代肥前国忠吉を祖とし、初代武藤信濃守久廣、二代武藤久廣、初代元村兼元（父）、そして本人、元村保廣（肥前国保則）というもの。切れ味優れると評判高い由緒正しき刀匠となります。
本作、姿は元幅、先幅いたっても広く、重ねもついて豪壮で、反り加減美しく、鍛えの傷が無く出来上々な一振りです。刀身の表裏に棒樋を彫り、長さが有るのに振って疲れない剣士向ともいえる刀でバランスは最高です。地鉄は板目肌がよく詰んで精美な鍛となり地沸がつきます。刃文は互の目乱れ。匂い口冴え小沸が美しく付いて、足、葉、よく働き、特に物打ちあたりは渦巻くように乱れる誠に覇気溢れる映えた刃となります。帽子は直ぐとなり上品に小丸へ返ります。茎はもちろんのこと生で銘は立派に入っております。作品は平成二年の作で保則の円熟期の一刀であり見事な出来です。さて拵ですが、中身に合わせ、流石に外装が良く、青貝散漆塗に笛巻漆塗を施した高級変塗鞘打刀拵という気品あるものです。刀身こそ研磨後時間が経っており物打ちあたりに鞘による擦れこそ有りますが、ほとんど使用されなかったと思われる状態で、生ぶ刃も残り、外装も傷みが全く無いという品物です。とにかく刀身自体の出来が良く立派ですので上段剣士の貴方に御奨めしたい御刀です。無論鑑賞刀としても是非お薦めさせていただきます。銀無垢一重はばき

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