刀 加州住藤原光国　天和弐年二月九日作之　新刀中上作　特別保存刀剣鑑定書

品番：KA-010113
価格 (price)売約済/sold out(JPY)
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鑑定書：Peper(Certificate): 特別保存刀剣鑑定書

国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai)： 加賀国 （Kaga)  江戸時代  (Edo era 天和弐年 １６８２年)
 

刃長：Blade length(Cutting edge): 72.1cm（2尺3寸8分弱）  反り：Curve(SORI): 1.8ｃｍ
元幅：Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.15ｃｍ　 元鎬重：Thickness at the Moto-Kasane: 0.8ｃｍ
先幅：Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.5ｃｍ　 先鎬重：Thickness at the Saki-Kasane: 0.6ｃｍ　
拵全長：Length of Koshirae : 約108cm　茎：Sword tang(Nakago): 茎生ぶ、筋違い鑢目、目釘孔二

体配：Shape(Taihai): 中切先、鎬造り、庵棟、
彫物：Engraving: 表裏に棒樋を彫る。はばき下で丸とめ。　　
地鉄：Jigane(Hada): 板目肌、地沸つく。
刃文：Temper patterns(Hamon): 湾れ。
帽子：Temper patterns in the point(Bohshi): 直ぐとなり先小丸へ返る。
登録：Others: 東京都

【解説】初代は陀羅尼派で寛永頃の人。本作は延宝から天和にかけて活躍した光国で本名は忠右衛門、後に光平と改名します。加州住藤原光国、加州住光国などと銘を切り、初代から元禄頃まで四代続いた加賀光国の三代目にあたる刀匠の作品です。
体配は元、先の身幅、更に重ねがしっかりとして健全。また反り頃合で姿が美しい御刀です。刃文は匂い深く小沸つき湾れに互の目を交えたもので、特に物打辺りがよく沸えます。そして刃中は明るく、足、葉、砂流し、金線と様々に働いて見ごたえ十分な一振りです。帽子は直ぐとなって小丸へ、差し裏先は火炎となり同様に小丸へと返るものです。茎も立派で錆味すこぶる良く、銘ぶり見事。誠に好ましい保存状態にして特別保存刀剣に認定された加州住藤原光国の優刀で御座います。素性の良さと、冴えた地刃は見る者に感歎を与えてくれます。どこに出しても、誇ることができる加賀の名刀です。また、添えられた拵は生ぶな半太刀拵で内外ともに揃った品と言えると思います。じっくりと御写真御覧下さい。加賀由縁の御方には特にお奨めしたい一振りです。銀無垢はばき。

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