刀 九州肥後同田貫上野介 慶長九年八月日 第62回重要刀剣
Katana [Higo Doutanuki Kouzukenosuke][N.B.T.H.K] Jyuyo token
品番:KA-010118 |
鑑定書:Paper(Certificate): 第62回重要刀剣 平成28年10月18日指定
国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai): 肥後国(熊本県)・慶長九年(Keicyo era 1604年夏) |
刃長:Blade length(Cutting edge): 68.8cm(二尺二寸七分一厘) 反り:Curve(SORI): 2.2cm |
【解説】肥後同田貫、重要刀剣登場となります。同田貫の重要指定品は数が少なく、刀の長さでの指定品は本刀を含めて2振のみです。つまり大変貴重な刀ということになります。同田貫は九州肥後国菊池の同田貫(地名)を本拠地に、永禄頃から活躍した肥後刀工の一群で延寿派の末流と伝えられています。本品の肥後同田貫上野介は、慶長九年八月日と貴重な年紀入りの刀です、又八、左衛門、右衛門らと並ぶ同田貫上位刀匠です。この時期以後、新刀期辺りには同田貫以下に個名を刻むものは少なく、江戸中期辺りの作も粗雑な雰囲気のものが多く、鑑賞するに振るわないものがほとんどです。新々刀期には肥後同田貫一派の末尾を飾った良工の同田貫有宗が現れ、再び同田貫の名を上げました。胴田貫の由来は、田んぼに死体を横たえて胴を切ると、胴を貫(ぬ)けて下の田んぼまで切り裂く、から来ており、次のように、①旧幕臣にして直心影流の継承者である榊原鍵吉が、明治天皇の御前で同田貫の刀を用いて明珍作の兜を割ったという逸話。②劇画『子連れ狼』の主人公拝一刀の愛刀が同田貫「胴太貫」。③『新・子連れ狼』では、一刀の愛刀も東郷重位の愛刀も同田貫。④破れ傘刀舟悪人狩りでは、長崎で医術を学んだ蘭学医・叶刀舟(時代劇の主人公)の愛刀が同田貫。⑤三匹が斬る!においても、主人公の一人千石こと久慈慎之介の愛刀が同田貫でした。正宗、村正、同田貫と、何かとなじみが深い御刀で大変人気があります。本作は、身幅広く元先が確りとして、重ね厚く切先伸び心。いかにも切れそうな豪壮な御刀です。 |
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