本刀は肥後赤松一門の父、木村兼重の傑作刀であり、疵や出来斑が無く一見して腕の良さがわかる上出来の一振です。
刀 肥後住兼重 昭和巳未年二月日
katana [Higo-Jyu Kaneshige]
品番:KA-012213
価格 期間限定特価(price)売約済/sold out(JPY)
(消費税込。10万円以上の商品は国内送料込)
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国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai): 肥後国(Higo/Kumamoto) 昭和巳未年 昭和54年(Syouwa era1979年)
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刃長:Blade length(Cutting edge): 74.8cm(二尺四寸七分) 反り:Curve(SORI): 2.3cm 元幅:Width at the hamachi(Moto-Haba):3.40cm 元鎬重:Thickness at the Moto-Kasane: 0.75cm 先幅:Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.6cm 先鎬重:Thickness at the Saki-Kasane: 0.62cm 茎:Sword tang(Nakago): 生ぶ、勝手下鑢目。目釘穴:(Mekugiana):1個 体配:Shape(Taihai): 中切先、鎬造り、庵棟。 地鉄:Jitetsu(Hada): 杢目詰む。地沸付く。 刃紋:Temper patterns(Hamon): 小沸出来の互の目丁子乱刃。 帽子:Temper patterns in the point(Bohshi): 湾れて小丸へ返る。 登録:Registration Card: 熊本県
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【解説】肥後住兼重(木村兼重)は、昭和十七年栗原昭秀に入門。戦時中は軍刀を鍛えられて、良く切れると評判になり、当時の刀匠位列では大業物として認められ名を高めました。肥後住兼重は熊本県八代市二見町で鍛刀していた刀匠です。木村兼重の御家は、人吉藩に仕えた抱鍛冶の家柄です。その流れと伝法は木村兼重から子へと伝えられ、長男が、赤松太郎兼嗣(木村兼定)、二男が赤松太郎兼照(木村兼弘)、三男が、赤松太郎兼裕(木村 馨)です。現在の木村家は、刀名を赤松と号し、まさに刀一筋の一家でご子息皆が著名な刀匠となり活躍されております。赤松一門は源清麿を写す豪壮な作りこ込みの刀を鍛刀することで知られています。 本刀は肥後赤松一門の父、木村兼重の傑作刀であり、疵や出来斑が無く一見して腕の良さがわかる上出来の一振です。確りした刀ですから、鑑賞刀のみならず、試斬刀として使われても文句なしの裁断性能を示すものと思われます。 体配から、身幅、元先広く、重ねもがっしり、誠に見事な豪刀姿の一振りです。地鉄は杢目肌が詰む精美な肌で、鉄味明るく冴えます。刃紋は、匂口やや締まり心に明るい小沸がつく出来の互の目丁子乱刃で、足がよく働き誠に見映えがする刃紋です。帽子は、湾れ込んで先小丸へと上品に返ります。茎は生ぶ。肥後住兼重の御刀は、赤松の父ということで特に人気があり、軍刀以外での作品が少ないことも相まって入手が困難になりつつあります。肥後住兼重を御探しのお客様、赤松ファンの御客様には必見の御刀になります。また、先にも説明の通り、試斬刀として使いたい剣士の皆様に、また、九州の皆様にもお奨めしたい逸品です。白鞘、金着一重はばき。
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