刀 源 正陰　安政六巳未仲秋　応 楠山正矩需造之　源 正陰は、源 清麿門、源 正雄の門人です。

品番：KA-020111
価格 (price)売約済/sold out(JPY)
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鑑定書：Peper(Certificate): 新々刀大鑑所載品　特別保存刀剣鑑定書

国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai)： 武蔵国(Musashi)　安政六年（Edo era １８５９年頃）

刃長：Blade length(Cutting edge): 70.5ｃｍ（二尺三寸一分）　反り：Curve(SORI): 2.1ｃｍ
元幅：Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.14ｃｍ　元鎬重：Thickness at the Moto-Kasane: 0.83ｃｍ
先幅：Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.5ｃｍ　先鎬重：Thickness at the Saki-Kasane: 0.55ｃｍ
茎：Sword tang(Nakago): 生茎、化粧筋違い鑢目。目釘穴一。

体配：Shape(Taihai): 鎬造、庵棟、中切っ先。
地鉄：Jigane(Hada): 小杢目詰んで地沸つく。
刃文：Temper patterns(Hamon): 直刃。
帽子：Temper patterns in the point(Bohshi): 焼詰心で返る。
登録：Others: 兵庫県　昭和３７年

【解説】源 正陰は、源 清麿門、源 正雄の門人です。越後高田住、本国は越中富山です。刀銘は、源正陰、正陰、玉心齋正陰造、玉心齋正陰作、五島源正陰作之、などと刻します。よく詰んだ美しい鍛肌に大和伝の直刃を焼いたもの、互の目を焼いたものを残しました。本作は、源 正陰の代表作品であり、新々刀大鑑にも所載の貴重な御刀です。特別保存刀剣鑑定書。
本刀の体配は、長さ常寸を上回り、元巾、先巾、重ねもしっかり。庵棟高く、反りがよく利いた、頗る健全で誠に美しい刀姿の一振りです。地鉄、小杢目肌が良く詰んで、ゆるみが無く、誠に綺麗な肌の御刀で、ここは特筆ものと思います。刃文は上品な直刃を焼いています。帽子、そのまま直ぐで、先焼詰風となり小丸に浅く帰ります。茎の保存状態も良好。申し分なし。きっちりと刻された銘は立派の一言。源 正陰の作品は、探してみると少なく、清麿、山浦系の御刀を収集されているコレクターには必見物です。見れば見るほどに美しく、傑出した出来栄えを示した上品な仕上がりの一振りで、流石は、清麿の系統を受け継ぐ名刀也。

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