刀 菊紋 和泉守来金道 業物 日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣鑑定書
katana [Izuminokami Rai Kinmiti] (Wazamono) NBTHK Tokubetu Hozontouken
品番:KA-020112 |
鑑定書:Peper(Certificate): 財団法人 日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣鑑定書
国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai):山城国(Yamashiro)・江戸後期 元禄頃(Edo era 1688年頃) |
刃長:Blade length(Cutting edge): 60.8cm(二尺強)反り:Curve(SORI): 1.1cm |
【解説】本作は京三品の祖、山城の名門来家を再興して来と号し、初代伊賀守金道より五代に渡り繁栄した、来金道の三代目である和泉守来金道の注文打の優品です。初代が、伊賀守金道、弟の来栄泉が二代、来金道が三代ということになります。来金道家は、美濃より来住した一家で、伊賀守金道家、丹波守吉道家、越中守正俊家、近江守久道家を加えて京五鍛冶と云われた名門です。作品は、元禄から宝永頃の作です。刃長が二尺強、ニ尺ものと称され一番機敏に使いこなせるベストな刃長。一瞬で勝負が決まる接戦に適した長さの御刀です。居合道の世界でもこの長さの刀を主に用いる流派も多く、大東亜戦争時に於いて旧日本帝国軍の軍刀の刃長が二尺強を主に鍛刀された事からも、刀としての性能を重視して考えた場合の適寸が二尺刀であることは明らかです。 |
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