本刀は島根県を出身とする小林貞照の入念作で、細やかに変化を見せる焼刃が特徴的な同工の秀作であります。
太刀 雲州住貞照作之
Tachi [Unsyu-ju Sadateru]
品番:KA-060623
価格 (price)御成約/sold out(JPY)
(消費税込。10万円以上の商品は国内送料込)
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鑑定書:Paper(Certificate): 現代刀につき未鑑定
国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai): 島根県(Shimane)・昭和頃(Showa era)
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刃長:Blade length(Cutting edge): 84.9cm(二尺八寸) 反り:Curve(SORI): 2.4cm 元幅:Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.41cm 元鎬重:Thickness at the Moto-Kasane: 0.69cm 先幅:Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.75cm 先鎬重:Thickness at the Saki-Kasane: 0.50cm 茎:Sword tang(Nakago): 生ぶ、化粧筋違鑢目、目釘孔1個。
体配:Shape(Taihai): 鎬造、庵棟、中切先。 彫物:Engraving: 表裏に棒樋の彫刻。 地鉄:Jigane(Hada): 小板目肌。 刃文:Temper patterns(Hamon): 丁子刃に互の目、尖り刃交じる。 帽子:Temper patterns in the point(Bohshi): 湾れて先小丸へ返る。 登録:Registration Card: 東京都
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【解説】 小林貞照刀匠は、昭和十三年(1938)生まれ。本名は小林弘嗣です。三兄弟の長兄で、弟の貞俊、貞永も刀匠です。父 貞善より鍛法を学び、昭和四十五年(1970)に製作承認を得て作刀を始めます。長船長光、福岡一文字、江戸石堂派、固山宗次、源清磨などの作風に範を取り鍛刀します。新作名刀展でも受賞歴多数の実力派刀匠です。 本作、刃長が二尺八寸と長寸で、身幅広く、重ねはやや薄く、反りがよく利いた、ふくら豊かな中切っ先となるバランスの取れた綺麗な刀姿の一振で、表裏には棒樋の彫刻を施します。良く練られた地鉄は小板目肌で、地沸付き、総体澄んだ鍛となります。刃文は匂勝ちの丁子刃を主とし、互の目、尖り刃、小乱れなどが交じり、処々高低がついて華やかなに乱れ、匂口深く、柔らかに明るく冴えます。刃中には足・葉が入り盛んに働きます。帽子は湾れて先小丸へ返ります。茎には化粧鑢がかかり、刀工銘を刻します。本刀は島根県を出身とする小林貞照の入念作で、細やかに変化を見せる焼刃が特徴的な同工の秀作であります。白鞘、銀一重はばき。
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