新々刀随一の備前伝の名手、固山宗次の一振り。大変綺麗な地刃は明るく冴えて同工の特色を現し、秀抜の出来映えを見せる傑作刀です。
刀 備前介藤原宗次 応山内一貫需 安政四年八月日 附 黒呂塗蒔絵家紋散鞘打刀拵 特別保存刀剣鑑定書
Katana [Bizen-no-suke-fujiwara Munetsugu(Koyama Munetsugu)][N.B.T.H.K] Tokubetsu Hozon Token
品番:KA-080221
価格 (price)御成約/sold out(JPY)
(消費税込。10万円以上の商品は国内送料込)
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鑑定書:Paper(Certificate): 特別保存刀剣鑑定書
国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai):武蔵国,東京都(Musashi) 江戸時代末期 安政四年(Late Edo period 1857)
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刃長:Blade length(Cutting edge): 73.2cm(二尺四寸一分半) 反り:Curve(SORI): 2.1cm 元幅:Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.16cm 元鎬重:Thickness at the Moto-Kasane: 0.81cm 先幅:Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.60cm 先鎬重:Thickness at the Saki-Kasane: 0.55cm 拵全長:Length of Koshirae: 約102cm 茎:Sword tang(Nakago): 生ぶ、化粧筋違鑢目、目釘孔一。
体配:Shape(Taihai): 鎬造、庵棟、中切先。 地鉄:Jigane(Hada): 小板目肌に細かに地沸、地景入る。 刃文:Temper patterns(Hamon): 丁子乱れ。 帽子:Temper patterns in the point(Bohshi): 湾れ込んで先小丸に返る。 登録:Registration: 埼玉県
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【解説】備前介藤原宗次(固山宗次)は、享和三年(1803年)奥州白河(現 福島県)に生まれました。俗名を宗兵衛(惣兵衛)といい、兄に宗平・宗俊がいます。銘には精良斎、一専斎とも号します。同工は初め白河松平家の抱え工でしたが、天保頃に出府して加藤綱英の門人となり、桑名藩工として江戸麻布永坂四谷左門町にて鍛刀しました。師である加藤綱英の他、同門の加藤綱俊にも影響を受けていたとされます。弘化二年(1846年)に備前介を受領し、明治初年頃まで作品が確認されています。茎鑢目は安政七年より切に改めています。作風のほどんどが得意の備前伝で、新々刀上々作、大変著名な刀工です。 本作注文打の堂々たる一振りです。体配は二尺四寸一分半、身幅、重ね確りとして、切っ先やや延びごころに、反り程良く利いた力感あふれる姿。よく練られた地鉄は小板目となり、引き込まれるほどに澄み渡って、細かに地沸、地景を交え、精緻で強靭な鍛えとなります。刃文は丁子刃を主として互の目、僅かに片落ち風の互の目を見せ、その焼きの谷間に溜まる沸が輝いてとても綺麗です。刃中には足が頻りに入り盛んに働きます。帽子はゆったりと湾れ、ほんのわずかに棟寄りに下がって先小丸に返ります。拵は黒漆の上に片喰紋を蒔絵で丁寧に描いた上品なものが附いております。同工の作品には截断銘が添えられた作品を多く見ます。試切を生業とする山田家とも深く交流があって、その結果次第を製作の創意工夫に取り入れたと考えられ、鍛法の深遠に心血を注いだ同工の研究の程を伺い知れます。本品は固山宗次五十四歳円熟期の作品、大変美麗に鍛えられた地鉄に典雅な趣の刃が相まって、同工の技量の高さが存分に示され、傑出した出来映えを見せる一振りとしてご紹介させていただきます。白鞘、金着一重はばき、黒呂塗蒔絵家紋散鞘打刀拵、特別保存刀剣鑑定書。
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