品番:KA-08032 |
鑑定書: 日本刀剣保存会鑑定書
国・時代: 陸奥国・江戸時代 慶応頃
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刃長:85.1cm(二尺八寸一分) 反り:1.6cm 元幅:3.23cm 元鎬重:0.78cm
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【解説】会津の三善一族は長国を祖とし、政長から長道へと代々続く陸奥刀匠の名家です。上京し肥前忠吉と同じく埋忠明寿に学んだ為に山城伝の趣強く、寛永四年(1627年)より父長国と共に会津で鍛刀。美濃から移住してきた兼定一派と双璧の三善家はこのときより始まる。 政長の子三善長道は会津虎徹と称され、斬れ味の良さは後代に引き継がれる。この長道は慶応頃の人であるから八代長道と推測される。本作のような長刀は幕末に流行した姿で、この刀も二尺八寸を超えている。もちろん注文打ちの作であろうことは間違えない。しかし長い。刀自体も出来優れて抜群の冴えを見せている。練れた板目肌は詰んでいて美しく沸に包まれた互の目刃文は焼き巾もたっぷりで、さらに地にこぼれた沸粒がきらきら輝いて、とび焼きも入り働きも十分で本当に見ていて飽きない見事な御刀です。総体的にどこを見ても健全ですので、安心してお勧め出来る逸品です。上作、良業物と言われるだけの素性の良さと、二尺八寸超えの堂々とした体配は見る者に感歎を与えてくれます。どこに出しても目立つ一振りです。これぞ会津の名刀です。 さて拵ですが、こちらもなかなかの品です。時代拵で鉄味の良い金具に目が行ってしまいます。よく見るとこれらの鉄地金具には雷文が銀象嵌されています。 雷文とは唐草模様の一種であり、中国では古くから魔除けの意味を持つ縁起の良い模様だということです。目貫なども写真の通りの優作が巻かれており、鞘塗りが笛巻き塗り鞘になるなど、そうとう凝った拵であり、当時の持ち主の思いが心に伝わってきます。柄糸を見ると当時使用されたままの姿であることが分かります。柄糸から鞘に至るまで補修された形跡も無く、伝来の良さがわかる品であります。 内外ともに揃った品で見逃せない優品です。会津の御方には特にお奨めしたい一振りです。 全てのVISAカード、Masterカード、NICOSカード、UFJカード、DCカード、 |
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