刀　伯耆国住播磨大掾藤原正綱　承応元年二月吉日　特別保存刀剣

品番：KA-098113
価格 (price)売約済/sold out(JPY)
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鑑定書：Peper(Certificate): 財団法人　日本美術刀剣保存協会　特別保存刀剣

国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai) ： 伯耆国（Houki 島根県）　江戸初期（Edo era１６５２年） 

刃長：Blade length(Cutting edge): 66.2ｃｍ（二尺一寸九分強）　反り：Curve(SORI): 1.0ｃｍ　
元幅：Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.15ｃｍ　元鎬重：Thickness at the Moto-Kasane: 0.62ｃｍ
先幅：Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.75ｃｍ　先鎬重：Thickness at the Saki-Kasane: 0.53ｃｍ　
茎：Sword tang(Nakago): 生ぶ、勝手下がり鑢目、目釘孔二

体配：Shape(Taihai): 中切先、鎬造、庵棟。
彫物：Engraving: 角止め棒樋の中に、表は縛縄と梵字、裏に倶利伽羅の浮彫。
地鉄：Jigane(Hada): 板目肌、地沸え付く
刃文：Temper patterns(Hamon): 互の目丁子。
帽子：Temper patterns in the point(Bohshi): 直ぐ調となり、先掃きかけ心で小丸に返る。
登録：Others: 静岡県　昭和４２年

【解説】本作は江戸初期、伯耆国の名工二代正綱の代表作となります。身幅は元先広々として先幅落ちず、肉置きもシッカリと残って誠に健全。地鉄は板目肌に地沸が付いて冴えた潤いある鉄です。刃文は焼高い互の目に丁子が交じり、足よく入り刃縁には小沸がよく付いて金線、砂流が絡んで働きます。帽子は横手で焼き深くして直ぐ調になり先掃きかけ心で小丸へ返ります。茎は僅かにすり上げるも生ぶといえる状態で、銘も年紀まで入り大変立派で錆味良く文句無し。
彫り物は巾広い樋の中に不動明王を表す梵字と縛縄、倶利伽羅龍を上手に浮彫しています。研ぎ減りが無いため彫刻にダメージ感じられず美しく、本刀を引き立てています。体配が立派で、刃紋も派手。添えて彫られた彫刻も人気の構図となります。彫刻が入った優刀を御探しの御客様には見逃せないお品だと思います。新刀初期にして、地刃はすこぶる健全。その明るさは新刀の美しさを極めており、伯耆国播磨大掾正綱の優作の一振りとなります。日本美術刀剣保存協会　特別保存刀剣

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