刀 陸奥大掾三善長道 特別保存刀剣鑑定書 最上大業物
Katana [Mutsu-daijo Miyoshi Nagamichi][N.B.T.H.K] Tokubetsu Hozon Token
品番:KA-100421 |
鑑定書:Peper(Certificate): 特別保存刀剣鑑定書
国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai):岩代国,福島県(Iwashiro) 江戸時代中期 寛文頃(Middle Edo period about 1661~) |
刃長:Blade length(Cutting edge):71.0cm(二尺三寸四分) 反り:Curve(SORI): 1.5cm |
【解説】会津の三善一族は長国を祖とし、その子政長から長道へと代々続く陸奥刀匠の名家です。上京し肥前忠吉と同じく埋忠明寿に学んだ為に山城伝の趣強く、寛永四年(1627年)より父長国と共に会津で鍛刀。美濃から移住してきた兼定一派と双璧の三善家はこのときより始まります。政長の子三善長道は、寛永十年(1633年)会津生まれです。会津正宗、会津虎徹とも称され、出来は虎徹にやや類似し、斬れ味の良さは後代まで引き継がれています。長道系は十代(明治)まで会津鍛冶の棟梁としての地位を保っています。同工長道は寛文期、初代の作で、名は藤四郎。叔父長俊に師事しました。はじめ道長と銘を切り、万治二年陸奥大掾を受領後、三善長道と改めます。津田助廣の弟子説もあります。作品は奥州一の名工と称されるに申し分なく、新刀上々作、最上大業物に列します。刀銘は、陸奥大掾藤原長道三善藤四郎、長道、陸奥大掾三善長道、三善陸奥守藤原長道藤四郎、などと銘切ります。寛永十年(1633年)会津生まれ、貞享二年十一月十七日(1685年)没。 |
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