精美な地鉄に、変化のある互の目乱れ刃を焼いた、肥前国河内守正廣 五代の傑作刀です。
刀 肥前国河内守正廣 (五代) 特別保存刀剣鑑定書
Katana [Hizenkoku Kawachinokami Masahiro][N.B.T.H.K] Tokubetu hozon Token
品番:KA-120813
価格 (price)売約済/sold out(JPY)
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鑑定書:Peper(Certificate): 特別保存刀剣鑑定書
国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai): 肥前国(Hizen) 宝暦頃(Edo era 1751年頃)
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刃長:Blade length(Cutting edge): 73.9cm(二尺四寸四分) 反り:Curve(SORI): 1.8cm 元幅:Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.33cm 元鎬重:Thickness at the Moto-Kasane: 0.86cm 先幅:Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.55cm 先鎬重:Thickness at the Saki-Kasane: 0.65cm 茎:Sword tang(Nakago): 生茎、勝手下鑢目。目釘穴一。 体配:Shape(Taihai): 鎬造、庵棟、中切っ先。 彫物:Engraving: 表に素剣と梵字、裏に剣巻龍と梵字の彫刻。 地鉄:Jigane(Hada):小板目肌詰んで地沸微塵につく。 刃文:Temper patterns(Hamon): 焼高の互の目乱れ。 帽子:Temper patterns in the point(Bohshi):直ぐになり小丸に深く返る。 登録:Others: 東京都 昭和26年2月6日
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【解説】肥前国正廣は、忠吉についで肥前刀を代表する名工です。初代が河内大掾で二代が河内守です。正廣は六代までの作刀を見ますが、河内守を受領名とするのは、二代と五代の正廣です。本作は鑑定書にある通り五代の作品です。初代は寛永頃の人で、五代正廣は宝暦頃に活躍した刀匠です。本名は、左伝次郎。初銘は正永。寛延三年正月に河内守を受領して正廣に改名します。肥前国河内守正廣、河内守正廣、などと銘を切ります。明和五年五月二五日没。 作品の体配は、元先の幅がしっかりとして重ねも厚く、反り加減適当で肥前刀らしく姿整った御刀です。表裏に梵字、素剣、剣巻龍など刻します。地鉄は、板目肌が詰んだ錬れた精美な鍛えに、地沸微塵に厚くつく地鉄です。刃文は、明るく冴えた焼巾が高い互の目乱れ刃で、一部丁子刃掛かり、渦巻くように大きく乱れこみます。刃縁には沸が良くついて映え、刃中には、足、葉、砂流し、その他様々活発な働きを見せて、誠に覇気ある御刀となっています。帽子は、直調子となって上品に小丸へ深く返ります。このあたりは誠に上手としか言いようがありません。茎は生ぶで、鑢目、錆味、銘彫と全てが良好な保存状態にあります。特別保存刀剣、白鞘、金着せ二重はばき。肥前国河内守正廣 五代の傑作刀です。
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