品番:TA-110511 |
鑑定書:Paper(Certificate): 日本刀剣保存会鑑定書
国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai):美濃国赤坂 (Nousyuu Mino/Gifu・Akasaka) 大永頃(Muromachi era1521年頃) |
刃長:Blade length(Cutting edge): 32・8cm(一尺〇寸八分余) 反り:Curve(SORI): 4.5cm |
【解説】銘 兼元、寸延短刀です。濃州赤坂は現在の岐阜県大垣市にあたり、古くから金生山の中央部、更紗山(さらさやま)からは、石灰石とともに良質な赤鉄鉱が採掘されており、これらを用いた、製鉄の技術が伝わりました。つまり、この地方は原料の鉄に恵まれた、刀作りに適した地であったといえます。同地に永正年間(1504年~)頃、兼定、兼元などが出て、美濃鍛冶の双璧として活躍しました。両者共に後代まで同銘で引き継がれますが、特に技量的に優れ成功を収めたのが、三本杉刃文で有名な二代兼元で、孫六兼元と称されております。本作の兼元がどの人なのか、特定されておりませんが、鑑定された時代からして、限りなく近いところの兼元ではないかと推測することが出来ます。 |
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