短刀 水戸住長勝作　慶応　年八月日　日本刀剣保存会鑑定書

品番：TA-120112
価格 (price)売約済/sold out(JPY)
（消費税込。10万円以上の商品は国内送料込）

鑑定書：Paper(Certificate): 日本刀剣保存会鑑定書 保存刀剣合格保証品

国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai)： 常陸、水戸(Mito)　慶応頃（Edo era １８６５～１８６８年）

刃長：Blade length(Cutting edge): 31.0ｃｍ（一尺〇寸二分）　反り：Curve(SORI): 0.3ｃｍ
元幅：Width at the hamachi(Moto-Haba): 2.93ｃｍ 元鎬重：Thickness at the Moto-Kasane: 0.67ｃｍ
先幅：Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.6ｃｍ  先鎬重：Thickness at the Saki-Kasane: 0.55ｃｍ
茎：Sword tang(Nakago): 生茎、化粧筋違鑢目。目釘穴：(Mekugiana):１個

体配：Shape(Taihai): 平造、庵棟。
地鉄：Jigane(Hada): 板目肌練れて地沸つく。
刃文：Temper patterns(Hamon): 湾れ心の中直刃を基調として、小互の目交じる。刃中小足入る。
帽子：Temper patterns in the point(Bohshi): 直で小丸へ返る。

【解説】長勝は勝村氏であり徳勝の甥にあたる人です。水戸住長勝作、水戸住勝村長勝造之、勝村長勝、水戸住於西城常葉辺長勝造之、などど刻銘します。元治、慶応、明治二年までの作品が残されています。刀身の体配は、平造り、身幅広く、重ね確りとして、疵がなく極めて健全であり、反り僅かに利く美しい寸延短刀姿の一振りです。地鉄は板目肌がよく練れて詰み地沸がつく、明るい鍛地で冴えた地金です。刃文は小沸出来の中直刃を基調として、小互の目交じり、刃中、小足、砂流し、金線が掛かり働きます。帽子は直となって、小丸へ深々と返ります。茎は生ぶ、裏の年紀が朽ち込んで判読できない部分があること惜しまれますが、総体に悪くなく、それほど気にしないでお楽しみいただけるものと思います。水戸住長勝の作品は、現存数が非常に少なく、本作は貴重な御刀になります。茨城県に御住まいの御客様には見逃せない短刀です。姿も大振りで立派です。是非ともよく御覧になられて御検討いただきたいと思います。白鞘。