鍔　無銘　一柳友善　龍図鍔　保存刀装具鑑定書

品番：TU-098070
価格 (price)御成約/sold out(JPY)
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鑑定書：　財団法人　日本美術刀剣保存協会　保存刀装具鑑定書

国・時代： 常陸国水戸　江戸時代  文化頃　１７８３ ～１８３７年

龍図　無角形　鉄磨地　高彫　金・赤銅象嵌　角耳小肉　小柄櫃孔　
縦：7.9ｃｍ　　横：7.35ｃｍ　　切羽台厚：0.43ｃｍ　重量：165ｇ
座布団付桐箱入

【解説】本作無名なれど、一柳友善と極めがついた出来が良く誠に迫力が有る鍔となります。作者の一柳友善は水戸を代表する金工で、いわゆる「水戸彫り」の作域を形成しました。体表的な作品には水戸彫りの特技である龍の高肉彫鐔などがあり、残された作品のどれもが駄作無くが納得いく優品です。水戸の鍔名工では赤城軒系と一柳友善系が双璧となります。
本作ズッシリと思い一枚で、得意の龍高肉彫り鍔です。ちょうど龍の頭の部分の厚みが１cmにも達しようかというもので、高彫とはこういうものだ。と印象付けられます。構図は上部に渦巻く雲と龍、下部に荒れる波うを配し波のしぶきなど金で象嵌され、一面が浮き出してくるような感じです。彫りは上手で、龍の鱗一つ見てもピシッと立っていて手に引っ掛かるほど鋭い彫刻です。つまり、作も良い。保存も良い。と言うことを証明しているわけです。鉄地の錆も落ち着いて構図も上手であり上作です。なんと言っても迫力満点でありまして龍構図鍔を御探しの御客様には、一番にお薦めしたい一枚となります。保存刀装具鑑定書、座布団付桐箱入