脇差 備前国長船住藤原祐定　（新刀）　半太刀拵　保存刀剣鑑定書

品番：WA-010131
価格 特価(price)売約済/sold out(JPY)
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鑑定書：   日本美術刀剣保存協会  保存刀剣鑑定書

国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai)： 備前国(Bizen)　江戸時代 （Edo era）

刃長：Blade length(Cutting edge): 58.0ｃｍ（一尺九寸一分）　反り：Curve(SORI): 3.4ｃｍ
元幅：Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.22ｃｍ　元鎬重：Thickness at the Moto-Kasane: 0.77ｃｍ
先幅：Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.4ｃｍ　先鎬重：Thickness at the Saki-Kasane: 0.6ｃｍ
拵全長：Length of Koshirae : 約84cm　茎：Sword tang(Nakago): 生茎、勝手下がり鑢目。目釘穴二。

体配：Shape(Taihai): 鎬造、庵棟、中切っ先。
彫物：Engraving: 表裏に樋を彫る。はばき上で丸止。
地鉄：Jigane(Hada): 板目肌に杢目肌交じり地沸つく。
刃文：Temper patterns(Hamon): 湾れに丁子交じる。
帽子：Temper patterns in the point(Bohshi): 湾れて先小丸へ返る。
登録：Others: 東京都

【解説】備前国長船住藤原祐定、新刀期の作品です。年代の特定は難しいものの、祐定の数打ちものと称される刀では無く、注文によって念入りに鍛刀されたに違いない刀に迫る長さの脇差です。
本作の体配から、なんとも反りが利いた御刀であり、注文主が太刀姿の長脇差を注文したのでしょうか、一見太刀かと思える姿の脇差で、身幅先巾がしっかりした健全な一振りです。添えられた拵も半太刀拵となっております。地鉄は板目に杢目を交えてよく地沸が付いています。刃文は小沸出来で湾れに丁子を交えて、飛び焼きが入ります。刃中には金線、葉がよく働いております。鋩子は湾れ先掃きかけて小丸へと返ります。茎は生ぶで銘も鮮明です。拵えの鞘は青貝が美しい変漆塗で半太刀金具は鍔を除いて赤銅の一作ものです。鍔は鉄鍔に金象嵌が施され縁を銀で覆輪します。内外ともに見映えする太刀姿脇差の優品です。

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