貞廣の傑作刀。納得できる出来栄えの優品で、店主のイチオシ!
脇差 加賀守藤原貞廣 特別保存刀剣鑑定書 業物
wakizashi [Kaganokami Fujiwara Sadahiro](Wazamono)[N.B.T.H.K] Tokubetu Hozon Token
品番: WA-070211
価格 (price)売約済/sold out(JPY)
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鑑定書:Paper(Certificate): 財団法人 日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣鑑定書
国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai): 摂津国(Settu Ousaka)・江戸時代 元禄頃(Edo era 1688年頃)
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刃長:Blade length(Cutting edge): 53.8cm(一尺七寸七分) 反り:Curve(SORI): 2.2cm 元幅:Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.10cm 元鎬重:Thickness at the Moto-Kasane: 0.66cm 先幅:Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.34cm 先鎬重:Thickness at the Saki-Kasane: 0.50cm 茎:Sword tang(Nakago): 生ぶ、鑢目勝手下、目釘孔一 体配:Shape(Taihai): 中切先、鎬造、庵棟、反り深い。姿健全。 地鉄:Jigane(Hada): 板目肌で鎬地は柾目肌。 刃文:Temper patterns(Hamon): 互の目。匂い口明るく沸つき、飛び焼かかる。 帽子:Temper patterns in the point(Bohshi): 直で火炎掛かり先小丸に返る。 登録:Others: 大阪 昭和46年
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【解説】加賀守貞広は、康継一門越前下坂派の刀工で、寛永十七年(1640年)越前下坂に生まれ、越前のほか京にても作刀した元禄頃の良工です。加賀守藤原貞廣、高柳加賀守藤原貞廣などと銘を切ります。直刃仕立ての作品は見ますが、本作のように乱刃で上出来な御刀は希少と思います。 本刀の地金は貞廣の作刀中では稀に見る丁寧な鍛えで、地鉄の鍛えは板目肌がそろって美しく斑が無い最高の出来です。刃文は石堂風の大乱れで互の目に丁子刃、飛び焼きを焼いて、沸厚くつき、匂口深く、砂流しがかかり、足、葉入り変化があり、地刃は明るく闊達に冴えています。切先がやや延びごころになり反りついた江戸時代前期から中期への過渡期の姿です。厚く冴えた地沸が平地によく絡み、沸本位の華麗な刃文は元禄文化の象徴でもあり派手で、その迫力に圧倒されます。本刀は近年の厳しい審査で特別保存刀剣に認定された脇指です。流石に欠点が無く出来栄え上々であり加賀守藤原貞廣の傑作の一振りです。
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