脇差 津田越前守助廣 延宝四年八月日 新刀最上作 大業物 重要刀剣指定品 助廣大鑑所載、越前守助廣大鑑所載
Wakizashi [Tuda Etizenno-kami Sukehiro](Ouwazamono)(Saijyousaku) [N.B.T.H.K] Jyuuyou Token
品番:WA-121013 |
鑑定書:Paper(Certificate): 重要刀剣指定品 助廣大鑑所載、越前守助廣大鑑所載
国・時代:国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai): 摂津国(Settu) 江戸時代・延宝四年(Edo era 1676年頃) |
刃長:Blade length(Cutting edge): 48.9cm(一尺六寸二分) 反り:Curve(SORI): 1.1cm |
【解説】大阪新刀を代表する津田越前守助廣は、長曽弥虎徹、井上真改などと並び新刀を代表する名工の一人で、その作品は新刀最上作に名を連ね、更に山田浅右衛門吉睦の試し斬りによる切れ味の等級においても大業物に列せられております。特に大坂新刀特有の華麗な作風が支持されて、刃の冴えと明るさは新刀屈指とも云われています。津田越前守助廣は寛文14年(1637年)摂州打出村(現在の芦屋)に生まれました。通称、甚之丞といい、初代そぼろ助廣門に学び、明暦元年、師の没後2代を継ぎました。明暦3年越前守を受領し、寛文7年には大阪城代青山因幡守宗俊に召し抱えられ、天和二年(1682年)に四十六歳で没しています。作風は初期に、石堂風の丁子乱れを、ついで互の目乱れを焼き、さらに濤乱乱れという独特な刃文を創始するに至り、一世を風靡しました。またそれとは別に直刃も非常に巧みであり、同地大阪の井上真改の直刃と双璧と云われています。 |
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