刀 無銘 宇多 時代拵付(大久保家家紋) 保存刀剣鑑定書
Katana [Uda] (Koshirae) NBTHK Hozon Touken
品番:KA-08102 |
鑑定書: 財団法人 日本美術刀剣保存協会 保存刀剣鑑定書
国・時代: 室町中期から後期 |
刃長:62.9cm(二尺〇寸七分六厘) 反り:1.0cm 元幅:30.5cm 元鎬重:0.72cm 体配:中切先、鎬造、庵棟、古刀ながら身巾シッカリ。 |
【解説】宇多とは、鎌倉時代末期に大和宇多郡より越中へ移住した国光が祖となり、国宗を筆頭に活躍した刀工群です。他に、国房、国次、等の刀工が活躍し同銘相継いで、室町時代に渡り栄えました。宇多派の中で、鎌倉時代末期~南北朝時代の作品を古宇多、室町時代の作品を宇多と呼びます。本国大和物に類似したものや、山城物を思わせる地鉄のものなど作域は広く、地鉄は板目に杢目や柾目を交え大肌となったり地がやや黒ずんで、喰違刃、ほつれ、金筋、砂流し、掃き掛け、等が良く働く物が多いです。本作は室町中期から後期に掛けての宇多と極められた一振です。地鉄の板目は淡い映りが上がって古刀独特の働きがあります。刃文は複雑で様々によく働いて古雅な雰囲気です。掃きかけ、渦巻き乱れた帽子は見事です。古刀特有の肌立つ御刀で覇気があります。なお御刀は気の利いた時代拵えに収まっています。鞘塗りは古いもので、柄とともに落ち着きがあり好感が持てます。大久保家の家紋が金高蒔で精密に描かれています。これも良く見る後代に描かれたものでは無く、時代のものです。縁頭、小尻は鉄地に金色絵、肥後拵えとなります。鍔は正阿弥在銘です。目貫は赤銅で金色絵、構図はバッタとカマキリ他昆虫図。このように内外揃って楽しめる一振りであり古刀好きな愛刀家に是非お薦めしたい御品です。銀着せはばき。 全てのVISAカード、Masterカード、NICOSカード、UFJカード、DCカード、 |
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