刀 近江守高木住助直　新刀上々作　良業物　特別保存刀剣鑑定書

品番：KA-098026
価格 (price)売約済/sold out(JPY)
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鑑定書：Peper(Certificate): 特別保存刀剣鑑定書

国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai) ： 摂津国 （Settu 大阪府・兵庫県） 江戸時代中期　元禄頃(Edo era 1688年頃)

刃長：Blade length(Cutting edge): 71.0cm（2尺3寸4分3厘）  反り：Curve(SORI): 0.8ｃｍ
元幅：Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.32ｃｍ　 元鎬重：Thickness at the Moto-Kasane: 0.7ｃｍ
先幅：Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.6ｃｍ　 先鎬重：Thickness at the Saki-Kasane: 0.55ｃｍ　
茎：Sword tang(Nakago): 生ぶ、筋違い鑢目、目釘孔一

体配：Shape(Taihai): 中切先、鎬造り、庵棟、
彫物：Engraving: 表裏に棒樋の彫刻,　　　
地鉄：Jigane(Hada): 板目肌、地沸つく。
刃文：Temper patterns(Hamon): 小沸出来の互の目乱れ。
帽子：Temper patterns in the point(Bohshi): 直ぐになり小丸へ返る。
登録：Others: 福岡県

【解説】近江守高木住助直、近江守助直、近江国住助直、津田近江守助直、などと銘を切ります。寛永16年（1639年）近江国高木に生まれ、延宝3年（1675年）津田越前守助廣の門下に入り、後に助廣の妹婿となります。助廣に良く似た涛襴刃の作を多く製作し出来は優れ大阪新刀の代表刀匠であり、新刀上々作　良業物に数えられます。一般的に本作の銘のように高木住銘入りの作に出来の優れたものが多いと言われている様です。
本刀、体配は身幅広くも元先の幅が十分にあって重ねは尋常。反りの調子が美しい御刀です。地鉄は小板目肌が良く詰んで地沸よくついて地景入る強い地鉄です。刃文いわゆる濤瀾乱れで、互の目が素晴らしく沸え、匂い深く小沸厚くついて明るく映え、所々沸が輝いて地にこぼれ誠に華麗で冴えた刃です。刃中には足、葉、砂流し、金線がよく働いており、見る者を引き込んでいく力が漲る御刀になります。帽子は直ぐ調子になり上品に小丸へ返ります。また茎も大変立派で。鑢目、銘ぶり、錆味、最高な状態です。助直の技量が十分に示された優刀です。金着一重はばき。特別保存刀剣鑑定書
 

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