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短刀、一秀、池田一秀 作、地刃共に特筆すべき明るさで出来が良い、池田一秀の代表作となる逸品です。

短刀 一秀(池田一秀)日本美術刀剣保存協会 昭和38年特別貴重刀剣

Tantou [Ikeda Isyuu]NBTHK Tokubetukityou-Touken


短刀 一秀(池田一秀)日本美術刀剣保存協会 昭和38年特別貴重刀剣

品番:TA-010112
価格 (price)売約済/sold out(JPY)
(消費税込。10万円以上の商品は国内送料込)

鑑定書:Paper(Certificate): 日本美術刀剣保存協会 昭和38年特別貴重刀剣

国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai): 出羽(Dewa,Usyuu)・ 江戸・文化頃(Edo era 1804年頃)
 

刃長:Blade length(Cutting edge): 28.5cm(九寸四分一厘) 反り:Curve(SORI): 0.2cm
元幅:Width at the hamachi(Moto-Haba): 2.77cm 元鎬重:Thickness at the Moto-Kasane: 0.7cm
先幅:Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.2cm 先鎬重:Thickness at the Saki-Kasane: 0.5cm 
茎:Sword tang(Nakago): 生茎、化粧勝手下がり鑢目、目釘穴一、

体配:Shape(Taihai): 平造。健全で姿良し。
地鉄:Jigane(Hada): 小杢目肌よく詰む。地沸つく。明るい。
刃文:Temper patterns(Hamon): 互の目丁字乱れ。匂い締り心。小沸よくついて明るい。
帽子:Temper patterns in the point(Bohshi): 乱れて小丸へ深く返る。
登録:Others: 山形県 平成38年

【解説】初代池田一秀は、本名は池田清内、湯沢で生。水心子正秀(川辺儀八郎)が庄内来遊の折に門人となり鍛刀の技を会得します。文化二年 庄内酒井家お抱えとなり、羽前鶴岡(山形県鶴岡市)に住し鍛刀します。文化5年(1808)剃髪して「入道竜軒」と号し、同7年(1810)一代御職人、加増を重ねてのち10人扶持となります。天保十二年五月、六十九歳没。後代も一秀と名乗って鶴岡八日町に住み、一秀の名跡は明治に至るまで三代続き栄えました。刻銘は、一秀、出羽国池田一秀入道竜軒、一秀入道作、池田竜軒などと銘切しました。。
本作体配は、九寸をやや超える大振りの平造短刀で、身幅、先幅、重ねも確りとして立派。健全な一振りです。地鉄は、小杢目肌微塵によく詰んで精美であり地沸つき緩みが無く、美しい鍛肌で鉄味は冴えています。刃文は直ぐで焼きだす明るい小沸出来の互の目丁字乱れ刃で、地鉄に似合って見事に映えます。刃中、足長く良く盛んに入り働きます。帽子はそのまま焼きを整えるようにして上品に小丸へ返ります。茎は生で、丁寧な化粧勝手下がり鑢目に一秀の二文字が刻されています。地鉄、刃共に特筆すべき明るさで出来が良い、池田一秀の代表作となる逸品です。金着せ一重はばき。昭和38年特別貴重刀剣、御守刀にぴったりの御品。

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