短刀 無銘 肥前近江大掾忠廣 新刀上々作 大業物 日本刀剣保存会鑑定書
Tantou [Mumei Oumidaijyou Tadahiro][N.T.H.K] Nihon Token Hozon Kai
品番:TA-011012 |
鑑定書:Paper(Certificate): 日本刀剣保存会鑑定書
国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai): 肥前国 (Hizen/Sagaken.Nagasakiken) 万治頃(Muromachi era 1658年頃) |
刃長:Blade length(Cutting edge): 25.0cm(八寸二分五厘)反り:Curve(SORI): 0cm |
【解説】近江大掾忠廣は初代肥前國忠吉の子で、幼名は平作郎。彼が十九歳の時、寛永九年八月に父忠吉が六十一歳で没した為、若くして家督を継ぎましたが、既に一流刀工としての技を得とくしており、一門を統率して家名を盛り立てたと伝えられています。こうして一人立ちした平作郎は、父と同じく新左衛門と名を改めて、佐賀藩工として鍋島勝茂に仕えました。寛永十八年には近江大掾を受領。近江大掾忠廣は刀剣需要の多い時期に佐賀藩工として門弟を統率しながら数々の優れた作品を残しました。近江大掾忠廣の知名度は高く、大業物に列位するほど切れ味の性能にも優れ、現代に於いても超人気刀匠に数えられます。貞享三年、嫡子陸奥守忠吉(三代目)の亡き後は孫の近江大掾忠吉(四代目)を指導、元禄六年五月、八十歳の高齢をもって天寿を全う、作刀期間は六十有余年、肥前刀の名を世に高らしめた稀代の名工です。(新刀上々作・大業物)本刀は、刃長8寸二分強、身幅、重ねともに尋常。切先も凛とし、肥前の上作らしく姿は抜群であり、手持ちも良い文句なしの短刀です。地鉄は小板目肌深く錬れて極詰んだ潤いのある小糠肌となります。これは肥前刀肌と云われる近江大掾忠廣特有の肌合いです。刃文は互の目乱れを焼いて、小沸が均一によくついて冴えた匂い口は柔らかく、刃中には足よく入り働きます。帽子はそのまま乱れて先尖り心で小丸へ返ります。茎は生ぶ。鑢目は切鑢目で錆味も良いです。近江大掾は作刀期間が長かった為に、比較的現存する御刀は多いのですが、研ぎ疲れで肌が良くないもの、姿が崩れていたりするものも多く、本刀のように極めて健全な作品は貴重であると思います。近江大掾忠廣、同工の特色が顕著に示されており出来映えは上々。特別保存刀剣と鑑定された脇差の優品です。新刀上々作、大業物、近江大掾忠廣の短刀は、探してみると少ないものです。この機会にいかがでしょうか。 姿美しい平造りの短刀です。白鞘、昼夜変わり二重はばき。 |
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