短刀　貞晴作（剣竜子）附 黒呂塗鞘合口短刀拵　特別保存刀剣鑑定書

品番：TA-080123
価格 (price)御成約/sold out(JPY)
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鑑定書：Paper(Certificate): 特別保存刀剣鑑定書

国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai)：摂津国,大阪府(Settsu)・江戸時代後期 慶応頃(Late Edo period about 1865~)

刃長：Blade length(Cutting edge): 23.3cm（七寸七分弱）　反り：Curve(SORI): 0.1cm
元幅：Width at the hamachi(Moto-Haba): 2.68cm   元鎬重：Thickness at the Moto-Kasane: 0.68cm
先幅：Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.30cm　 先鎬重：Thickness at the Saki-Kasane: 0.55cm
拵全長：Length of Koshirae: 約 36cm  茎：Sword tang(Nakago): 生ぶ、化粧筋違鑢目、目釘孔1個。

体配：Shape(Taihai): 平造、庵棟。
地鉄：Jigane(Hada): 綾杉肌。
刃文：Temper patterns(Hamon): 直刃。
帽子：Temper patterns in the point(Bohshi): 直ぐで先小丸へ返る。
登録：Registration Card: 埼玉県

【解説】
江戸後期に大阪月山派を興し、家伝の月山鍛再興を担った事で広く知られる月山貞吉は、指導者としても優れており、本工剣竜子貞晴をはじめ、堀井胤吉、高橋信秀、草野吉明などの優工を育てました。本作貞晴は、師である貞吉との合作刀が残るなど力量の程が伺えますが、現存作をあまり見ず、師の代作を長年務めていたためと研究がなされます。
本刀体配は、刃長が七寸七分弱、平造で身幅、重ね共に頃合い、研ぎ減りほとんど見られず、健全な姿を残した短刀です。地鉄は師傳の月山肌が表れ、地沸が付き、肌目に沿って細かな地景が入る潤いに富んだ鍛肌を呈します。刃文は匂口締まり心に小沸が付いた直刃で、鍛肌に合わせる様に細かな金線などが掛かり働き盛んです。帽子はそのまま直ぐで先小丸へ返ります。本作、月山貞吉門下である剣竜子貞晴の一振。地鉄は月山一派の綾杉鍛に直刃を焼いた典雅な優刀であります。白鞘、銀着一重はばき、黒呂塗鞘合口短刀拵、特別保存刀剣鑑定書。