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義助(島田義助二代)の寸伸び短刀です。

脇差 義助 (島田二代) 末古刀中上作 日本刀剣保存会鑑定書 

wakizashi [Yoshisuke] NTHK (Nihon Token Hozon Kai)


脇差 義助 (島田二代) 末古刀中上作 日本刀剣保存会鑑定書 

品番:TA-08129
価格 (price)売約済/sold out(JPY)
(消費税込。10万円以上の商品は国内送料込)

鑑定: 日本刀剣保存会鑑定書 

国・時代:  駿河・室町時代・弘治頃 1555年頃

刃長:33.3cm(一尺一寸弱) 反り:0.4cm 元幅:3.10cm 元鎬重:0.65cm
先幅:2.65cm 先鎬重:0.5cm
茎:勝手下がり鑢目、目釘孔二

体配:  平造、三つ棟、幅広く姿健全。
地鉄:  板目肌。棟寄りは柾目掛かる。地沸つく。
刃文:  大互の目乱れ。匂い深く小沸付く。棟焼き。
帽子:  乱れて先小丸に深く返る。
登録:  大阪府 平成5年

【解説】義助(島田義助二代)の寸伸び短刀です。彼の作は相州上位を偲ばせる造りこみの先反り寸伸び短刀が多く、焼きは皆焼刃、互の目乱れ刃となる。本作も全く同様な造りで、反りがついた幅広の寸伸びで、棟は上位作らしく三つ棟となり、特徴あるタナゴ茎型と銘ぶりは誠に見事であります。このような寸伸び短刀は吉野朝時代に多く作られたものですが本作の時代に至って再び造られたことは戦乱ごとの不足から補充の為でしょうか。また吉野朝時代のに比して幅が更に広いこと、寸が延びたこと等は時代の要求によるものと思われます。地鉄は板目肌立ち、棟寄りには柾目肌が現れます。刃文は互の目が大きく乱れて匂い深々として小沸がついています。棟焼きになり、飛び焼く様は皆焼きに通じます。足等よく働いて覇気があり流石の出来栄えです。義助は探すとけっこう少ないもので、本作のように二代ともなると更に現存品が少ないです。作は初代に次いで位高く、末古刀期中上作に列せられています。日本刀剣保存会鑑定合格品でビシッした良い品です。銀無垢一重はばき。

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