品番:TU-031217 |
鑑定書:Paper(Certificate): 保存刀装具鑑定書
国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai):江戸時代(Edo era) |
竪丸形 四分一磨地 高彫 金銀赤銅色絵 角耳小肉 片櫃孔 |
[解説] 無銘ながら水戸と鑑定された鍔である。現在の茨城県一帯に活躍した鍔工、金工群を総称したものである。その中に谷田部通寿が元禄十年に生まれ、はじめ軍地功阿弥に師事し、のちに出府して奈良利寿に学んだと旧本に記されている。この人は水戸彫りの中期における功労者で、その系統は玉川美久一派から海野美盛に至る人々と、玉川吉長から打越一派や篠崎勝国とその同門の保平から一柳友善に及ぶものがあり、多くの逸材を輩出して水戸彫りの興隆につくした功績は大きく良工である。画題の高砂図は『高砂や この浦ふねに帆をあげて この浦ふねに帆をあげて』結婚式でお馴染みの謡(うたい)は、住吉の松と高砂の松は夫婦であるという伝説を素材にして世阿弥が作った謡曲『高砂』からきている。本作は、堅丸形の造込みに四分一磨地とし表、松は赤銅色絵、尉(じょう)は熊手を肩に掛け、袴は金色絵としている。姥(うば)は、振り向いた表状で髪の毛を長く垂らし着物と髪は赤銅色絵とし、着物には桜の花びらを金色絵として鮮やかである。裏は松を赤銅色絵、鶴は金色絵、波打ち際を毛彫で上手に仕上げている。作風から推して、玉川美久あたりの作品かと思われ出来も良く状態の良いものである。鑑賞にもよく拵にも似合う水戸金工の鍔として御紹介をする。 |
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