品番:TU-100515 |
鑑定書:Paper(Certificate): 保存刀装具鑑定書
国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai):江戸時代(Edo era) |
鉄線花図鍔 竪丸形 鉄磨地 赤銅据紋象嵌 鋤残耳
縦:Length: 8.5cm 横:Width: 8.0cm 切羽台厚:Thickness: 0.50cm 重量:Weight: 173g
桐箱入(In paulownia wood box)
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[解説] 東の武州鍔、西の長州鍔と言われる程、全国的に鍔工を輩出した所であります。これは藩工の奨励の力もあり、また他方、その作品を他国、他藩に盛んに輸出し販路を開いたことが大原因をなしました。当国には、河治家、中井家、岡本家、岡本別家、岡田家、金子家、中原家、藤井家、井上家、八道家、総勢二百余人を数えます。八道家は友清が、その家系の始めに位置する人で、製作年代は元禄から享保を経て寛政頃までが考えられます。同名二代説があり、共に毛利家の抱工であります。本作は縦 8.5cm、横 8.0cmと大振りな造込みに鉄磨地として、表は、鉄線花を全面に鋤出し赤銅で裾紋象嵌としています。裏も同じ手法で鉄線花を表現し、鉄の鍛えの良さと相まって構図が引き立っています。長州鍔は一般に愛好され、また拵に用いて釣合が良いために愛鍔家に賞用されて江戸時代、明治、大正、昭和、平成と永きに渡って数奇者の人気の鍔となります。良工、八道友清の作品に近いものと思われます。 |
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