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第19回重要刀剣指定。大和伝に相州伝を加味し、砂流し、金筋を配して沸出来の妙を示した志津の典型作の一振りです。

脇差 無銘 志津 第19回重要刀剣指定  大和伝に相州伝を加味した志津の典型作。

Wakizashi ( Shizu ) [N.B.T.H.K] Jyuyou-Touken


脇差 無銘 志津 第19回重要刀剣指定  大和伝に相州伝を加味した志津の典型作。

品番:WA-090611
価格 (price)売約済/sold out(JPY)
(消費税込。10万円以上の商品は国内送料込)

鑑定書:Paper(Certificate):  日本美術刀剣保存協会、第19回重要刀剣指定品 大刀剣市2011所載

国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai) : 美濃国(岐阜県)(Mino/Gifu) 南北朝期(Nanbokucyou era)

刃長:Blade length(Cutting edge): 54.2cm(一尺七寸九分弱) 反り:Curve(SORI): 反り1.0cm
元幅:Width at the hamachi(Moto-Haba): 2.75cm 元鎬重:Thickness at the Moto-Kasane: 0.5cm
先幅:Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.4cm 先鎬重:Thickness at the Saki-Kasane: 0.43cm
茎:Sword tang(Nakago): すり上げ、切り鑢目。目釘穴二。

体配:Shape(Taihai): 鎬造、三つ棟、中切先、
彫物:Engraving: 表裏に二筋樋を掻き流す。
地鉄:Jigane(Hada): 板目肌、やや肌立つ。
Temper patterns(Hamon): 小のたれ互の目交じり。
帽子:Temper patterns in the point(Bohshi): 浅くのたれて、掃き掛け、先尖って返る。
登録:Others: 東京都 昭和三一年

【解説:重要刀剣図譜より】大磨上げ無銘の刀で志津と鑑せられるものである。志津は大和手掻派の包氏が、相州正宗に師事して大成の後、美濃国志津の地に移住し、兼氏と改銘鍛刀したことから志津三郎包氏の名は高く、略して志津とも称する。大和伝に相州伝を加味して、新たに志津風を創始し、小湾れに互の目を交え、砂流し、金筋を配して沸出来の妙を示している。この刀はまさにその典型的作である。
【形状:重要刀剣図譜より】鎬造、三つ棟、大磨上げ、反り浅く、中切先延びこころとなる。鍛 板目肌、やや肌立ち、刃縁流れこころに、総体に地沸よく付き、地景入る。刃文 小のたれ互の目交じり、処々ほつれ、総体に小足入り、沸つき、砂流し、金筋かかる。帽子 浅くのたれて、掃き掛け、先尖って返る。彫物 表裏に二筋樋を掻き流す。茎 大磨上げ。先浅い栗尻、鑢目浅い勝手下り、目釘孔二、無銘。 以上、重要刀剣図譜より。無銘 志津と極められた作品は数点が重要刀剣に指定されておりますが、なかでも本刀は傑出した出来を呈した作品であり、大和伝に相州伝を加味し、砂流し、金筋を配して沸出来の妙を示した志津の典型作の一振りです。(刀身寸法は、出品にあたり弊社で測定しました。)白鞘。

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