総体的に誠に覇気ある新刀相州伝上作の如きで、水田派の特色と高度な技量を存分に示した優品です。
刀 大磨上無銘 水田 保存刀剣鑑定書
Katana [Mizuta][N.B.T.H.K]Hozon Token
品番:KA-040415
価格 (price)売約済/sold out(JPY)
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鑑定書:Peper(Certificate): 保存刀剣鑑定書
国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai) :備中国(Bicyuu)・江戸時代初期寛文頃 (Edo era 寛文頃/1661年頃)
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刃長:Blade length(Cutting edge): 65.3cm(二尺一寸五分半) 反り:Curve(SORI): 1.0cm 元幅:Width at the hamachi(Moto-Haba): 2.94cm 元鎬重:Thickness at the Moto-Kasane: 0.62cm 先幅:Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.6cm 先鎬重:Thickness at the Saki-Kasane: 0.5cm 茎:Sword tang(Nakago): 大磨上、目釘孔2 体配:Shape(Taihai): 中切先、鎬造り、庵棟、 彫物:Engraving: 表の護摩箸、凡字、裏に独鈷剣を彫る。 地鉄:Jigane(Hada): 板目肌詰んで地沸付く。 刃文:Temper patterns(Hamon): 湾れ刃で飛びかかり棟に焼きを見る。 帽子:Temper patterns in the point(Bohshi): そのまま先小丸へ返る。 登録:Others: 東京都
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【解説】水田派は、平安時代末期から鎌倉時代初期に活躍した為次の末流が、室町末期の備中国に起こした一派で戦国時代末期より新刀期の元禄頃には、60数名に及ぶの同銘鍛冶が居たと云われ大いに栄えました。後に大月派を代表する大与五国重派と、為家を代表とする河野派に別れました。三郎兵衛尉、大与五、勝兵衛、市蔵など高名な水田刀工はみな国重を名乗っています。 本作は江戸時代初期頃の水田国重と思われます。体配は身幅広く、元先の幅差がなく、ドスンとした豪壮な姿で、古い時代の磨上刀のように見違える容姿の御刀で、反りがやや浅めにつき切先が延びて勇壮な気風に溢れています。地鉄は板目肌鍛で地沸がついた強い鉄です。刃文は明るい小沸に強い荒沸が激しくつく相伝を強調した覇気ある湾れで、飛び掛かりさらに棟焼き交えるなど冴えた明るい地刃を呈し美景也。刃中には、葉、砂流し、金線が絡んで働きます。総体的に誠に覇気ある新刀相州伝上作の如きで、水田派の特色と高度な技量を存分に示した優品です。白鞘入。美術刀剣保存協会 ・保存刀剣鑑定書付。
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