脇差 賀州住兼若(三代・四郎右衛門)(新刀上作) 附 黒呂塗鞘脇差拵 特別保存刀剣
Wakizashi[Kasyujyu Kanewaka] [N.B.T.H.K]Tokubetsu Hozon Token
品番:WA-050418 |
鑑定書:Paper(Certificate): 特別保存刀剣鑑定書
国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai):加賀(金沢) 江戸時代初期 延宝(1673年頃) |
刃長:Blade length(Cutting edge): 57cm(一尺八寸七分強) 反り:Curve(SORI): 1.0cm |
【解説】賀州住兼若と言えば、当時の 加州では「たとえ禄が低くとも”兼若”を持つ者には嫁にやる」と言われるほどの誉れ高き名工です。武用に適した刀であったことが窺い知れます。加賀前田家の武士達は多少の無理をしてでも兼若の刀をこぞって入手しようとしたに違いありません。よい物は今も昔も変わらないものです。前田家には多くの鍛冶が抱えられていましたが、兼若はその中で最も腕前が良い刀匠であり、初代から数代にわたり名作を残しています。現存する初代兼若では、慶長十四年の年紀のあるものが最古で、元和五年まで同銘を見ます。本品は賀州住兼若の三代作で四郎右衛門の作品です。三代目の四郎右衛門兼若は、父二代兼若の晩年に代作をもなした名手で、延宝五年に父が没すると兼若を襲名し、作柄父同様なるも出来優れる刀を残しました。寛永八年没しています。 |
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