本作は出来がよく寸短くも豪壮が体配の丹波守吉道(京初代)の脇差で、働き盛んな大互の目刃を焼いた初代吉道の傑作で華やかな作品である。
脇差 丹波守吉道(京初代) 特別保存刀剣
Wakizashi [Tanba-no-kami Yoshimichi(1st generation)] [N.B.T.H.K] Tokubetsu Hozon Token
品番:WA-090319
価格 (price)御成約(JPY)
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鑑定書:Paper(Certificate): 特別保存刀剣鑑定書
国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai):山城国,京都府(Yamashiro) 江戸時代初期 慶長頃(Edo era 1596~)
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刃長:Blade length(Cutting edge): 40.1cm(一尺三寸二分)反り:Curve(SORI): 0.7cm 元幅:Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.15cm 元鎬重:Thickness at the Moto-Kasane: 0.62cm 先幅:Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.70cm 先鎬重:Thickness at the Saki-Kasane: 0.55cm 茎:Sword tang(Nakago): 生ぶ。筋違鑢目。目釘穴:(Mekugiana):2個。
体配:Shape(Taihai): 鎬造、庵棟、中切っ先。 地鉄:Jigane(Hada): 板目肌流れ、地沸つく。 刃文:Temper patterns(Hamon): 沸出来の大互の目、砂流しかかる。 帽子:Temper patterns in the point(Bohshi): 直ぐ小丸となり、浅く返る。 登録:Others:埼玉県
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【解説】初代京丹波守吉道は、山城国で活躍した名工です。父は関の兼道で文禄二年二月に実子四人を連れて京都に上り三品派の始祖となりました。長兄が伊賀守金道、次兄が和泉守金道、丹波守吉道は三男で、弟は越中守正俊です。四人は江戸時代を通じて三品派の繁栄を築き上げました。 本作の丹波守吉道 京初代は慶長から寛永年間にかけて活躍し、その子孫、門弟もすばらしい活躍を続け、吉道家の名を多いに高めました。彼は「簾刃」と称される刃中に砂流しが頻りと掛かる独特の刃文を創始しました。初代のそれは後代のような簾刃とはなりません。この刀は砂流しが幾重にも掛かる荒沸本位の大乱れを焼いており、盛んな働きぶりで誠に力強い印象の刃紋が見所の一振です。本作は出来がよく豪壮な体配の丹波守吉道(京初代)の脇差で、働き盛んな大互の目刃を焼いた初代吉道の傑作で華やかな作です。白鞘、特別保存刀剣。
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